ご近所冬山な飲み会
山屋さんといっても、今回は指導員を持っているという滑り系のTさんから、札幌近郊の山情報をいろいろと教えてもらうことができた。ついつい遠くの有名な山まで出かけてしまうけれど、札幌近郊の楽しい無名峰もたくさんあるらしい。「若いんだからもっと滑らなきゃ」とお叱りを受けた。Tさんのマテリアルは、すべてVector GlideにTLTというマニアックな組み合わせでびっくり。
事故に備えてミーティングを行った話をしていたので、山岳会の山屋さんと未組織の滑り系との対応のちがいや意識などについて議論を交わした。Mさんによると雪崩講習会への参加は、最近では若手の滑り系が多くなっているらしい。やはり山屋よりも滑り系の方が雪崩リスクへの意識が比較的高いそうだ。山屋のMさんと滑り系のTさん、同じ冬山に対しても見方がちがっているのが面白い。もちろん、自分自身が滑り系なので、そういう視点が理解しやすいのだけど。
以前から心配だったけれど、毎シーズン隅に置いてしまっていた「保険」のことも話題に上った。山岳会に所属しているならまだしも、未組織では遭難した時の対応や捜索費用に大きな不安がある。セルフレスキューだけでなく、その後のことまでちゃんと考えなければいけない時期に来たかもしれない。
雪崩事故とインターネットとの関わりについての話も、なかなか頭の痛い問題だ。冬山登山講習会での三段山クラブのことも思い出す。「H本」が「えっちぼん」ではなくなる日がいつか来るのだろうか。
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