10/1/24 ルスツリゾート
尻別岳の雪崩事故調査のためにルスツへ行った(ウソ)。道予選の会場下見のために行って来た。
前日の疲労で身体が重い。7時半頃、迎えに来てもらってルスツへ出発した時は、空はどんよりしていて雪もちらつく天気で、予報通りに晴れるとは思えなかった。中山峠を過ぎても雪が結構降っている。基礎スキーをするつもりで基礎板を持って来てはみたものの、カッチリしたバーンにはなってなさそうだ。
ルスツはタワーへのモノレールもでき、若干レイアウトが変わっていた。チケットは半額で済んだけれど、21時まで滑るのは無理。初めにジャイアントを滑ろうと思ったけれど、ゴンドラがまだ動いていなかったので、クワッドで登ってトラバースする必要があった。上部はパウダーも残っている。大会で使うバーンには、明らかに関係者と思われる一団がたむろしているので分かりやすい。そして、バーンはいかにもな急斜面。思い切って大回りしてみたけど、小さな氷の粒がコロコロしていて滑りづらい。急斜面の大回りを滑っていると、余市岳の大転倒が一瞬頭をよぎった。ビビって怪我したくないので、意識的に板に乗るように心がける。
ダイナミックコースを滑りに行く途中、尻別岳の南斜面が雲の間から見えた。雪崩の破断面や走路までは確認できないけれど、先日雪崩れた989m峰の南斜面がヤバそうなのは想像できた。
ダイナミックコースにも関係者がたむろしている。バーンはジャイアントと同じく荒れている。なかなかの斜度で、やっぱり大回りをするとビビる。クワッドを降りてすぐのスカイコース?にはコブがあるので楽しかった。途中にある迂回路が邪魔だけど、そのことを意識して安全モーグルの練習ができる。やっぱりコブは楽しい。滑った後の充実感がある。
ジャイアントを何本か、ダイナミックを何本か滑っていると、スキー場から見える773m峰のオープンな斜面を滑り降りるところが見えた。気持ちよさそうだけど、上に雪庇が見えるし、雪崩れたらスキー場へ真っすぐ帰れそうだ。
エリートコースへ行く途中、ちょっとタイガーコースを滑ったけれど、コブ斜面というよりも不整地で新雪も残る手強いコースだった。エリートコースの上部からは、773m峰の斜面が横から見える。なかなかの斜面だ。
樹林内のパウダーを楽しんでから、えすきくんも滑るのに飽きたようなので、みんなで一緒に昼ご飯を食べにレストランへ行った。途中、パークを通ってミュートグラブだけした。下見してなかったので、スパインにもろに落ちていたかった。レストランの中には大会関係者も多数。実は、さっきの773m峰を滑った人たちも近くに座っていたらしい。ボーっとしていたので気付かなかった。
昼食のあとは、ゴンドラで道路を渡ってMt. EastとMt. Isoraを滑りに行った。Mt. Eastの山頂でえすきくんと別れて、H多さんとパウダーを滑りに行くと、まだまだ雪が結構残っている。基礎スキーを割り切って来たけれど、やっぱり残念に思えてしまう。整地斜面はMt. Westに比べて雪がずっとよかった。標高や斜面の向きのためだろう。きっと大会当日もバーンの状況は大きく変化する予感がする。
調子に乗ってルスツNo. 1コースのコブを気合いを入れて滑ったら、完全に終了してしまった。滑っている時は楽しかったけれど、山頂で彩雲に見とれて写真を撮っているうちに、二人とはぐれて
整地を飛ばしたら、太ももがパンパンになって力が入らなくなってしまった。
仕方ないので、午後滑り出してから1時間も経たずに休憩にしてもらう。申し訳ない。ばんけいナイターへ行ってないので、やっぱり滑り込みが二人に比べて全然足りない。スキーは2週間も滑ってなかったし。
休憩を終えると、日も陰ってきて寒くなってきた。足に力が入らないのでだましだまし滑る。Mt. Westにバーンの荒れ具合をみに行くと、橇負山の山頂からは、773m峰にたくさんのシュプールが見えた。大会バーンはボコボコしてさらに滑りづらいので、ズレズレにズラして転ばないように降りた。
16時近くまで滑ると、もう身体はボロボロ。前日の疲れも残った状態だったので、全然続かなかった。身体の衰えを感じる歳になったのが悲しい。結局、この日も後部座席で意識が飛んでしまった。
会場の下見をした結果、予想通り大会バーン同士があまりに離れているため、移動はリフトを使わなければいけなさそうだと分かった。シールを付けて歩いて登るにも結構覚悟が必要そうだ。もちろん靴で歩くのはさらに大変そうな距離。えすきくんが滑るタイミングが分かれば移動もしやすいだろうけど、この分だと我慢して6時間券か1日券を買わざるを得ない状況だ。悔しい。
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