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baumkuchen

ホットケーキミックスでバウムクーヘンもどきを作ってみた。

札幌予選の日にH多さんにご馳走になったスコーンが美味しかったので、レシピを教えてもらって作ろうと思っていたのだけど、昨日の「焼け跡とバウムクーヘン~あるドイツ人夫妻の苦難と愛~」を観たらバウムクーヘンが食べたくなった。ユーハイムの人生は壮絶だったが、とても美味そうなバウムクーヘンにむしろ目を奪われた。

番組でも説明があったが、JUCHHEIMの解説によると、生地作りから焼きあげまで、おいしく、美しいバウムクーヘンを焼きあげることができなければ、マイスター(職人の親方のこと)になることはできず、ドイツでは「Der König der Kuchen お菓子の王様」と称えられるらしい。そんな「木のお菓子」を簡単に作れるはずはないのだけど、なんとホットケーキミックスを使ってバウムクーヘンもどきを作れるらしい。

ホットケーキミックスはあるので、問題は卵焼き用フライパン。でも、なぜかフライパンも家にあった。グランマが何年か前、知らない間に通販で買っていたけど、料理ができなくなっていたので誰も使っていなかった。しかも、ちょっと普通の卵焼き用フライパンともちがって、なぜか底が平らじゃなくてギザギザが付いている。とはいえ、フライパンにはちがいないので、焼ければ問題ないだろうと思って焼いてみた。

芯は割り箸4本をアルミホイルで包んで作った。思ったより長くて、生地を焼いてからフライパンに収まらなくて焦ったけど、無理矢理押し込んだらギリギリは行った。表面が焼けると、ギザギザに生地が見事に食い込んで、厚さが不均一で破れやすい。やっぱり普通の平らなフライパンの方が良さそうだ。

何度も繰り返し巻くのが面倒くさい。2〜3本分のレシピだったけど、面倒なので1本にまとめた。軽い火傷をしながらも焼き続けて、直径8cmくらいの太さになった。

バウムクーヘンもどき

玄関で冷やしてから端っこを切ってみると、年輪が見えないことはないけれど、バウムクーヘンと呼ぶにはちょっと見てくれが悪すぎる。味は悪くはないけれど、食感がバウムクーヘンとは別物だった。作り方が悪いというよりは、ホットケーキミックスで作るとこんなもののような気がする。写真を載せるのを躊躇するほどに見た目が悪い。

伊達巻き風

それにしても、番組を見るまではこのユーハイムがあのユーハイムだとは全然知らなかった。ユーハイムってバウムクーヘンの店だったとは。本物のバウムクーヘンが食べたくなった。

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