トイレのでんき
「トイレのでんき付けっ放しだったよ!」。トイレから出て来たグランマが不満そうにそう言った。
でも、スキー場でトイレへ行ったので、家に帰ってからはまだトイレに行っていない。ママンもトイレには行っていないそうだ。
もう何年も前からグランマはトイレのライトを消し忘れるようになった。初めの頃は注意していたけれど言っても切りがないので、消し忘れに気付いたときには自分で消すようにしている。
最近、トイレがとても近くなった(というか、間に合わずに漏らしている)グランマは、自分がトイレのライトを消し忘れたのにも気付かずに、家族が消し忘れたのだと思って非難していたようだ。結果的に自ら墓穴を掘る羽目になった。本当に墓に入る日も近づいてるのかな。
今日は外で転んで起き上がれなくて、通りがかった車の運転手に助け起されたらしいけど、まだまだ要支援1。要介護5への道のりは遠く険しい。目指せ、要介護5。がんばって認知症にならなきゃ、まともなサービスも受けられないぞ。
![]() | ![]() | 正々堂々がんばらない介護
著者:野原 すみれ |
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