究極の耳にテーピング
愛用していたUltimate Ears Super.fi 5 Pro(UE)のケーブルが断線寸前だったので、テーピングで応急処置をした。
カナル型イヤフォンを使うようになってからもう10年。使い始めた頃は、ウォークマンにソニーの5千円くらいのカナル型イヤフォンを接続して、FM Northを聴きながらチャリ通してた。何年か使ったあとiPod (3G)を買ったのを機に、当時の白い新製品のイヤフォンに買い換えた。
普通のヘッドフォンはATH-AD9を持っていたけれど、長時間付けてると耳が痛くなった。だから、長時間してても耳が全然痛くならないほど装着感がいいカナル型イヤフォンがベストの選択だった。ところが、買い換えたイヤフォンは数ヶ月であっさり断線。安かろう悪かろうということなのだろうかと、次に思い切って買ったのがUEだった。初期投資は大きいけれど、高級イヤフォンだけあって断線してもケーブルだけ買い換えることができる仕組みになっていたので、長く使えれば元を取れるんじゃないかと。
そんなわけで、5年前にUEを買ってからは、チャリ通はもちろん、音楽はほとんどUEで聴いていた。いったんUEで聴くようになると、もう他のイヤフォンは使えなくなった。音が悪くてついつい音量を大きくしてしまう。UEだと音が澄んでいて、音量を大きくしなくても小さな音までちゃんと聴こえる。
アンプやMac、iPodにつなげて相当使っただけあって、気付いたときにはケーブルの被覆が断裂していた。首の皮一枚というか、皮がちぎれて芯線だけでつながっている状態。幸い肝心の芯線までは断裂していなかったので、音楽はこれまで通り聴くことができた。とはいえ、このままではいつ芯線まで切れてしまうか分からないので、テーピングで補強して応急処置を行った。これでしばらくは今まで通りに使えるだろう。
UEを買った時は、M-Audioが代理店だったけれど、いつのまにかLogicoolに変わっていた。そして、案の定、スペアケーブルの取り扱いがなくなっていた。ケーブルだけ買い換えられるのがいいと思っていたのに、代理店が変わったことで一度もその利点を生かすことなく終わってしまってショックだった。ところが、Ultimate Earsには愛用者が結構いるようで、同じように断線でスペアケーブルが必要な人も多く、今ではオンラインストアでスペアケーブルを買うことができるようになったようだ。黒いケーブルしかないのが残念だけど、これで一安心。
イヤフォンなんて今さらそうそう性能が劇的に向上するものじゃないだろうから、いい音で音楽を楽しめて、大事に使えば長持ちして、壊れやすい部品も買い換えればさらに長く使えるという点では、UEはいい買い物だったと思う。ちょっとサイズが大きいけれど、音質が悪いとよく言われるiPodにつなげてもそれなりにはよく聴こえるので十分だ。
Ultimate Ears TRIPLE.Fi 10 PRO TF10PRO
販売元:Ultimate Ears |
今は2ウェイ2スピーカーのSuper.fi 5 Proは売っていなくて、上位機種で2ウェイ3スピーカーの10 Proだけ。
今度の応急処置でいつまで持つかは分からないけれど、少しでも長くスペアケーブルを買わずに粘りたい。うっかりケーブルを引っ掛けないようにしなくちゃ。
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コメント
た、高い・・・・。
自分は3千円のカナル型で満足してます。
電車でも音が漏れないから比較的大音量で聞けますし。
投稿: やっち | 2010年4月10日 (土) 23時22分
>やっちくん
当時、実売27,000円は確かに高かった。
とはいえ、買ってしまった以上は
天寿を全うさせてあげたい。
iPod普及のおかげでカナル型も普及して
今なら高くなくても案外音質いいのかもね。
音が漏れないって重要だよね。
恥ずかしい思いをしないですむから。
投稿: H本 | 2010年4月11日 (日) 14時07分