1円玉のお葬式
中1のときの学校祭で、仮装行列は「1円玉のお葬式」だった。
当時、消費税が導入されてから数年。まだ、税率が3%の頃だ。
今以上に算数が苦手だったので、買い物のときには苦労させられた。おやつは500円までと言われても、消費税まで考えて計算するのは大変だ。小学校の頃に友だちに教えてもらった「30円ずつレジへ行けば得する」ということを覚えていただけだった。
その点、今は税込価格の表示が義務付けられているので、おやつの計算は楽だろう。とはいえ、内税になったことで消費税がどのくらい家計を占めているのかが分かりづらくされてしまった。最近、消費税増税に賛成する声が意外と多いのも、そいうした影響だろう。見えないと怖さがよく分からない。怖い怖い。
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そんな消費税に反対するブラックユーモアが、「1円玉のお葬式」だったのだけど、中1のこどもにそんなユーモアがあるはずない。今にして思えば、担任がそういう人だったということ。
ただ、それまで保育園から小学校までずっと問題児として扱われて来たのが、その担任だけは全く評価がちがったらしい。「全然問題ない」と。妙に納得してしまった。
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