10/7/24 十勝岳
蝦夷梅雨にうんざりしながらも、午後から晴れるという天気予報を信じて行って来た。
寝不足のまま5時前に出発すると、何やら空が赤い。朝焼けが見えると雨が降るとよく聞くけれど。
esukiくんを拾ってから悠らり邸を目指そうとしたけれど、体調不良でキャンセル。で、そのまま高速道路へ入ろうと思ったけど、無料化実験は岩見沢-三笠の2区間だけなので、下道で行くことにした。ところが、ボーッと走っていたので道路をまちがえて右往左往。10分ほど時間をロスしてから、なんとか国道275号に入り、あとはいつもの道のり。
道中ずっとどんより曇り空。桂沢では雨にあたる。富良野では雨は止んでいたけれど、相変わらずの曇り空。テンションが上がらないけど、仕方なく望岳台まで登る。天気が悪いの駐車場は車でいっぱいで驚いた。昨日から山へ入っている人が多いのだろうか。
8時前に登山口を出発。ガスガスの登山道を登って行った。ほぼ同時に出発した20人弱のおばちゃんパーティーがやかましい。女が3人集まると……ってやつか。あんまりうるさくてナッキーも逃げちゃいそうなので、早めに歩いてさっさと引き離しにかかった。美瑛岳分岐の辺りで完全に見えなくなったと思ったら、どうやらおばちゃんたちは十勝岳ではなく向こうへ行ったみたいだ。
ガスガスの中からほんの一瞬山頂が現れて、天気予報通りに晴れることを期待する。
しばらく歩くと十勝岳避難小屋の立派な建物が現れる。冬にはそばまで滑ったけど、中には初めて入った。中も結構きれいで、衣装ケースの中には非常用毛布やガス、わかめごはんなどが置いてあった。
十勝岳は火山だけあって、足元は岩がゴロゴロしていてあんまり花が咲いていない。望岳台からエゾオヤマノリンドウが咲いていて、そのうちメアカンキンバイやエゾマルバシモツケ、
ガスガスの登山道を黙々と登って行くと、でっかい岩がゴロゴロ転がっている。高さは人の背丈よりある。しかも、一つや二つではない。火山のエネルギーってすごい。
ガスの中から雪渓が浮かび上がって来て、esukiくんと一緒にテンションが上がる。別に滑れるわけじゃないのに、雪を見ただけで喜ぶところはビョーキ。
スリバチ火口へ着いて休んでいると、雨が本降りになってしまった。カッパを着て、後は山頂までひたすら歩き続けた。一度止まったら、そこで足が止まってしまいそうで。グラウンド火口の急登では足が上がらなくなって来たけど、気力で登頂。
もちろん、山頂は真っ白。日本百名山のひとつを制覇したと思って自己満足。といっても、日本百名山なんぞには全く興味ないけど。
一応、記念写真を撮ってもらい、一息ついて食べている間に何度か空は明るくなったけれど、ガスが晴れる気配はなし。防寒着を着ても寒いので、晴れ待ちせずに下山をはじめた。山頂で一緒に休んでいたおじさんから下山してから晴れたりするとは聞いたけど、低体温症になったら笑えないので、今度はガスの中を黙々と下山した。
スリバチ火口からさらに下って、ようやく雲の下から下界が見えてきた。
心配になって後ろを振り返って来たけど、まだ山頂は雲の中で一安心。
油断していると、だんだん晴れて来て、青空と山頂がちらっと見えて来た。
一度だけ滑ったことがある十勝岳スキー場のリフトの残骸は、何か味がある。
気付かないフリをしようとしたけど、やっぱり気になるよね、謎の飛行物体。
天気も悪くてサクサク降りたら、13時すぎにはもう車に戻れた。
冬に白金温泉へ行かないので、白金銀瑛荘で温泉に入った。内湯は熱かったけど、冷えて疲れた身体には気持ちいい。逆に露天風呂はぬるすぎたけど。
あんまり腹が減っていなかったので、昼食は食べずに上富良野の山崎肉店で豚さがりを買ってから富良野へ向かった。お土産にフラノデリスのプリンを買おうと思ったら激混みでびっくり。予想はしていたけど、買うのに30分近くもかかるとは思わなかった。
富良野から帰る途中でさくらんぼも買って、悠らりさん家へ寄ってホームシアターをチェック。次回の上映会の会場に決定。でも、その前に映像作らなきゃ。
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コメント
お久し振りですw 写真冴え渡ってますね!キレキレじゃないですかw
投稿: RIN | 2010年7月29日 (木) 23時11分
>RINちゃん
お元気ですか?
今回、写真はいつもよりかなり「感性優先モード」で現像しちゃいました。
写りが嘘くさいけど
自分の心にはそう写ったってことで。
投稿: H本 | 2010年7月30日 (金) 12時56分