豊富温泉でエゾシカ角煮
稚内港へ着くと、これからフェリーに乗ろうとする客がたくさん待っていた。お盆で帰省する人たちだろうか。NHKの車もあった。
稚内からバイパスを通って、利尻バカンス最後の課題、豊富温泉へ向かう。作りかけの高速道路はH多さんも知らないうちに幌延まで伸びていて、うっかり豊富温泉を通り過ぎてしまった。仕方ないので幌延深地層研究センターの前を通って温泉へ向かった。すぐそばにトナカイ牧場なんてできてたけど、こんなところにはあまり来たくない。
核に揺れる北の大地 (脱原発シリーズ―幌延)
著者:滝川 康治 |
豊富温泉は思ったより大きな温泉街だった。宿もたくさんあって、湯治客で賑わっているようだ。ふれあいセンターに入って、一般客用の風呂へ行く。服を着替えて扉を開けて浴室に入った途端、うめき声を上げてしまった。臭い。今まで入った温泉のどこともちがう変な臭い。これが石油臭いということなのか。
洗い場で髪を洗ったりしているうちに、すぐに臭いには慣れたので湯船に浸かった。いつものように風呂に入っていると、何だか気持ち悪くなって来た。ちょっとこのままでは辛いので、身体がそんなに温まらないまま風呂から上がった。脱衣所で深呼吸してホッとする。やっぱりこの石油臭さには自分には厳しかった。
休憩していると売店で面白いお土産を見つけた。「エゾシカ角煮」。エゾシカの角を煮て食えるとは思わなかった。缶詰を手に取って説明を見ると、勘違いをしていたことに気付いた。エゾシカの角なんて、煮ても焼いても食えるわけがない。臭いのせいで頭がおかしくなったかな?
esukiくんがアイスを買っていたので、思わず釣られて自分も買ってしまった。喉が渇くのに……。でも、豊富温泉にやられた頭もアイスですっきりした。
豊富温泉からはサロベツ原野を横切って海岸線まで出て、留萌までずっと南下する。サロベツ原野には花の季節、利尻山が見える晴れた日にぜひ来てみたいと思った。
途中で晩ご飯を食べたかったのだけど、なかなかそれらしい店が見つからない。苫前、小平、羽幌と、ことごとく適当な店が見つからない。結局、留萌まで行って、下衆な食い物をということで羅妃焚でラーメンを食べた。腹が減っていたので満足した。
あとは、高速道路に乗ってひたすら札幌を目指す。23時前になんとか帰札。長い旅だった。最後に家までesukiくんに送ってもらい、後片付けもしないでそのままベッドに倒れ込んだ。
利尻バカンスの忘れ物リスト。
- レンズフード
- ザックカバー
- 傘
利尻バカンスのまとめ。
1日目
vacances
2日目
10/8/8 利尻山
夏野菜カレーうどん
5日目
利尻島2周目
みなさん、おつかれさまでした。
ありがとうございました。
そして、春に利尻山を滑れますように。
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