10/11/20 札幌国際スキー場
札幌国際スキー場がオープンだったので、歩くスキーをしに行った。
腰痛と二日酔いでドタキャンのH多さんが欠けてしまったけれど、激パウさん、モーリスさん、esukiくん、そしてH本で今シーズン初の出動。といっても、残念ながらゲレンデだけど。先シーズンのこともあるので、H多さんのコンディションがちょっと心配。
スキー場へ行く途中、コンビニで朝食と行動食を買って、激パウさんの車とランデブーをくり返しながら走った。四ツ峰トンネルはまだ片側交互通行だった。路面の凍結が心配だったけれど、ギリギリ夏タイヤでも大丈夫そうだった。
8時半くらいに駐車場へ着くと、すでにマニアの車でごった返していた。早速滑る準備。段ボール箱からブーツを出しているボーダーがいた。自分もウェアが新しいので気分がいい。今回はBCのシミュレーションでもあるので、ザックからカメラまでフル装備。ザッグの中は日帰り装備でビデオカメラにデジイチ、そしてGoPro。ゲレンデなのに、まるで、Google ストリートビューの撮影車のような格好に、激パウさんたちも苦笑いだった。
Webから申し込んでいたくるトク会員の手続きにインフォメーションへ行ったら、財布を忘れたことに気付いて一度車へ戻る。簡単ケータイはQRコード使えないのでプリントして持って行ったのに、esukiくんはケータイへ転送して済んだようだ。そんな裏技があったとは……。
あれこれチケット買うのに手間取っているうちにスカイキャビンは動き始め、自分たちが乗る頃にはもう空いていた。山頂駅へ着くと、辺りは普通に冬景色。心配は要らなかった。
準備運動を済ませる間もなくみんな滑り始めたので、GoProの電源を入れて慌てて追いかけた。今回はGotamaだったので、中山峠よりもはるかに板が走る。リフト乗り場まで一気に滑り降りたら、リフト待ちの長蛇の列ができていた。覚悟はしていたけど、萎える。
リフト乗り場のそばにもリフトの下にも報道陣がウロウロしていた。あの三脚は300万円するのだろうか。
2本目滑る前にモーリスさんとパウダー滑走理論談義。整地も不整地もパウダーも、あまり考えて滑ってないので、いざ理論となると、さて困った。パウダーではエッジが効かないので、アイスバーンを飛び板で滑るように滑っているというのが、自分の頭の中での理解なんだけど、これって経験ない人には伝わりづらいのかも。
ちらっと脇へ目をやると、ディガーがキッカーを整備していた。さすが。これでいくらかリフトの混雑解消になるかもしれない。
2本滑るとリフト待ちの列はさらに長く伸びていた。歩くスキーでじわじわ疲れる。1時間に1本ペース。次はせっかくなのでキッカーを飛んでみた。ザックとデジイチを置いてアプローチをスタートした直後に、ビデオカメラを首から下げたままなのに気付いた。でも、今さら仕方ないので、踏み切ったはいいけど、迷いながらの360。チェックなしはやっぱり恐い。カメラもあったし。転けなくてよかった。
せっかく三脚も持って来ていたので、三脚を使ってビデオ撮影してみる。といっても、コンデジ用の安い三脚なので、ビデオ用の雲台のようなスムーズな動きはできない。とりあえず、手ブレだけを抑えるとどれくらい映像がちがうかを調べてみた。写真用三脚特有のカクカクした動きを上手く抑えることができれば、三脚は結構有効だと思った。準備が面倒だけど。
リフト待ちが長くて、大して滑らないうちにお腹が空いて来た。なので、カッコウで休憩しつつ昼食。初めてカッコウへ入った気がする。せっかくなので、ホットココアを買って飲んだ。恒例のビデオで滑りチェックやGPSやらいろいろ話してゆっくり休憩したら、今度はセルフレスキューの練習に裏へ行く。
ザックから三種の神器を取り出し、激パウさんとモーリスさんの指導のもと、埋められたビーコンのデンパを受信。マムートもピープスも50 mくらいから受信するのに、自分のオルトボックスX1はスペック通り30 mちょっとでようやく反応。2個埋めるともうほとんどどうしようもない。ダメ出しされながら、プローブの使い方まで確認して終了。激パウさんのスタッフバッグに穴が開いてしまい、申し訳なかった。細いプローブは攻撃力が高過ぎかもしれない。うっかり油断すると、埋没者に致命傷を与えてしまったりして。
練習を終えて滑りに行こうとしていると、何やらいかにも山屋っぽい若者の集団がこっちへやって来て、テン場の打ち合わせを始めていた。デカい鍋を担いでいて、どうやら北大ワンゲルだそうだ。雪山ガールというよりは、普通にワンダーフォーゲルだった。でも、あんなに女の子が多いのってやっぱり流行ってる?
ゲレンデへ戻って何本か滑る。でも、リフト乗り場前の歩くスキーとセルフレスキューの訓練で結構歩いたので、意外と足が疲れている。上から一気に滑り降りると、スキーの体ができていないので太ももがパンパン。ザックも重いので余計に辛い。でも、KODE 38は体にピッタリとフィットして、ターンでザックに引っ張られるような感覚はほとんどなかった。
デジイチもわざわざ持って来ていたので、暗くなる前に日が当たっている所で撮らせてもらった。でも、いい場所が見つからない。バックが防風フェンスだし、地形変化で途中で視界から消えてしまう。久しぶりのスキー写真はひどい写りだった。
最後の最後で、ネタのために協力してもらい、キッカーでミュートグラブ。今度はビデオカメラもサックに仕舞って預けた。まあ、一応それっぽくなったし、エッジでニューウェアを切らずに済んだのでよかった。それにしても、何年経ってもこれしかできないのって……
滑り終えて下りのスカイキャビンに乗った。下りに乗るのはこれが初めて。ゴンドラで下ると結構恐い。滑走禁止のロープをくぐってダウンヒルコースを滑り降りている困った人たちが結構多かったけれど、案外草刈りに役立つということで黙認しているのだろうか。ファミリーゲレンデの方へ行っている人たちは草で滑るのを断念していた。途中、コースの下に橋があったとは知らなかった。雪がないときに札幌国際スキー場なんて来ないからなぁ。
果たして、次回はどこを滑ることになるのだろうか。雪降ってー!
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コメント
ビデオの青空がきれいで良いですねぇ。
早く滑りたいなぁ。
投稿: やっち | 2010年11月21日 (日) 19時00分
>やっちくん
青空の下で滑っていると
生きているって素晴らしいと思うよ。
雪があったらバックカントリーへいきたかったんだけど……
投稿: H本 | 2010年11月21日 (日) 20時19分
昨日はどうも。
>早く滑りたいなぁ。
早く雪降って下さぃぃ。
投稿: 激パウ | 2010年11月21日 (日) 22時13分
>激パウさん
ごめんなさい!
てるてる坊主のてるひろくんを吊るしたままだったのを忘れていました。
https://freeride.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-41c1.html
今、急いでひっくり返して来ました。
これで雪不足解消です。
投稿: H本 | 2010年11月21日 (日) 22時19分
初滑りでほぼ終日までとは。
膝関節の重苦しさがやっととれてきました。
またよろしく!
投稿: モーリス | 2010年11月22日 (月) 18時00分
>モーリスさん
滑りは少なかったですが
モーリスさんたちのおかげで内容盛りだくさんで充実した1日でした。
こちらこそ、よろしくお願いします!
これから「Persona」上映会行きます。
では、会場で。
投稿: H本 | 2010年11月22日 (月) 18時04分