バックカントリー入門セミナー
明後日、27日にパドルクラブで開催される。
これまでイベントにはあえて触れてなかったけれど、講師はノマドの宮下さんだ。
バックカントリー入門セミナー
BLOG@POWDERでお馴染みの宮下岳夫氏
テレマーク・スノーボード等、冬山を楽しむ方で、これからバックカントリーをはじめる方や、興味のある方は是非ご参加下さい。服装や装備、地形・雪崩などについての講習です。
日時:11月27日(土)
時間:PM 7:00スタート
参加:無料
これは去年も開催されていたもので、去年は参加するつもりだったけれど、都合が合わなかったのか、似たような講習会に何度も参加して飽きていたのか、結局参加しなかった。でも、当時は、ノマドの宮下さんが講師ということで、興味があったのは何となく覚えている。ちょうど、その少し前に開かれた地図飲みで、なまらの国のガイドである塚原さんに、いろいろとバックカントリーガイドツアーについての疑問などを聞いていたので、北海道のバックカントリーガイドツアーの会社としては老舗中の老舗?であったノマドの宮下さんの話を聞いてみたいと思ってた。尻別岳の事故が起きるまでは。
この「バックカントリー入門セミナー」は、ノマドのスケジュールでも参加者を募集している。山スキーでもバックカントリーでも、「パドルクラブ共催 雪崩レスキュー机上講習」という記載されている。ただ、注意したいのは、パドルクラブとちがってノマドでは「要予約」としている点だ。目的はともかく、おそらく、ノマド側としては参加者を把握したいのだと思われる。
ちなみに、ノマドは今日25日にはかでるで「雪山講座」が、明日26日にはICI札幌で「BCミーティング」が開催するようだが、講師の情報は公開されていない。とりあえず、明後日27日の「バックカントリー入門セミナー」の方はパドルクラブ共催なので、講師が宮下さんから変わることはないだろう。講演会にも出れないほど忙しかった宮下さん本人がわざわざ講師をつとめてくれるようだから、尻別岳の事故について質問したいことがある人は、直接聞いてみるチャンスかもしれない。言い方は悪いけど、金にならないASSHの講演会より、営業活動の一環であるセミナーの方が大事ってことだったのだろうか。
このセミナーへ参加したのを機会に、ノマドのツアーへ参加しようと思う初心者の人たちは注意が必要だ。雪崩事故の直後に立てられた対策のひとつの「ガイド原則2人体制」は、参加者が少なければガイド1人になりうるという「原則」だということを知っておいたほうがいい。参加者が少ないのにガイドを2人も出したら採算が取れないからだろう。参加者が少ないなら、ツアーを中止する方が客を危険にさらさずに済むはずだが。
ノマドの社名の由来には、社名決定の一つのキーワードとして反・マスプロ化
が掲げられている。ツアー商品の大量生産とも思える経営優先の方針は、企業理念に反しているんじゃないだろうか。北海道の山岳ガイドのリーディングカンパニーと認識されているのだから、その影響力を生かして山岳ガイド協会のガイドレシオの見直しを進めさせる責任があるんじゃなかろうか。
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