二種類の三種の神器
滑りゃない話を聞きに行けないので、1年前から書きかけのまま放り投げていた記事を書き直し。
地図飲みでは、ガイドの塚原さんと三種の神器について話した。最近では、ビーコン、スコップ(ショベル)、ゾンデ(プローブ)の3つの道具は、バックカントリーの三種の神器としてもう定着していて、どの講習会へ行っても、これらを携行するのが前提になっていた。
でも、三種の神器を全部一度に買い揃えると結構大きな出費になる。ビーコンはちゃんとしたものは5、6万円。シャベルやプローブもそれぞれ1万円くらいする。そこで、これからバックカントリーを始めようという人には、自分はまずスコップを買うように勧めると話した。ビーコンやプローブは雪崩の事故が起こってから使うけれど(プローブは使いようだけど)、シャベルは雪崩に遭わないようにピットチェックの穴を掘るのにも、コンプレッションテストにも使える。もちろん、雪崩事故が起こったときに埋没者を掘り起こすのに使えるし、雪洞を掘るのにも使える。ビーコンを買うまでの金がなくても、まずはシャベルは買っておけと話すようにしていた。
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このことを伝えると、塚原さんは確か、ビーコン、シャベル、プローブは「ネガティブな三種の神器」で高度計、地図、コンパス(だっけ?)が「ポジティブな三種の神器」だというようなことを話していた気がする。へぇ〜と思って聞いたのだけど、なんせ酔っぱらっているので、肝心な部分を覚えていない。ネガティブな三種の神器の前に、ポジティブな三種の神器を使いこなせるようになれという話だったのだろうか。ルートファインディングをちゃんとできるようになれということだっただろうか。
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ネガティブな三種の神器のどれを先に買わなきゃいけないかの結論が出ていないけど、万一のことを考えると、ビーコンを持っているかどうかは決定的だ。その点では、お客さんとして参加するならビーコンが最優先だろうか。安くてもいいから、ビーコン捜索してもらえるようにしておくだけで、捜索時間を短縮できて、雪崩の二次災害の可能性を下げられる。
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シャベルをどんなに使いこなしても、雪崩に絶対遭わないという保証がない以上、ビーコンはやっぱり必要だと思う。でも、「ポジティブな三種の神器」とシャベルを使いこなせば、雪崩に遭う可能性をかなり下げることができるんじゃないかとは思う。金があれば、さっさと全部揃えるのがいいけど、そうじゃないときにまず何を買うかは、結構考える。プローブがなければ、ビーコン捜索の後で効率よく掘り起こすことができないかもしれないし。ビーコン、シャベル、プローブのどれが欠けても雪山へ入るべきではないというところが、三種の神器と呼ばれる所以なのだろうけど、最初をどれかに決めるなら、やっぱりシャベルだろうか。でも、ビーコンも……
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