11/1/29 さっぽろばんけいスキー場
(適宜更新)テレマークデビュー!
寝坊してひよってばんけいナイター。最初は気分転換に久しぶりにボードでもしようと思っていたけれど、キッカーができたとesukiくんが教えてくれたので、基礎板とクソ板を車に積んで出かけた。
駐車場に車を停めて滑る仕度をしているとき、声をかけられて顔を上げるとesukiくんだった。「テレマークやってみない?」と言うので、せっかくの機会なので試してみることにした。ばんけいではテレマークの板とブーツをレンタルできる。
ロッジから追い出されたスクールまでてくてく歩いて行って、テレマークのレンタルを申し込んだ。板、ブーツそれぞれ1,000円で合計2,000円。安い!
25 cmのブーツを借りて、ビンディングを合わせてもらった。テレマークの道具は初めて触るので、使い方がよく分からなかった。ビンディングで指を挟んで痛かった。
テレマークが初めてだと話すと、レッスンを受けた方がいいというようなことを言われた。確かに、テレマークの滑り方はほとんど知らない。ターンのときにスキーを前後させるのは覚えているけど、どっちの足が前だったっけ?ってくらいに、頭にイメージがなかった。
20時でスクールは終わりなので、それまでに道具を返すかどうかの確認に戻って来ることになった。とりあえず、レンタルした以上は滑らないと損なので、チケットを2時間切る。
さて、まずは板を履くことから苦労した。流れ止めを取り付けるのが面倒で、ブレーキがなくてずれるので、ビンディングは座り込んで締めた。ワイヤーで挟んでいるだけなので、アルペンビンディングに比べるとはるかに心細い。こんなんで激しく滑れるの?
最初の難関のリフトには乗れたし、降りるときもテレマーク姿勢にならなきゃ大丈夫。もちろん、最初のコースはセンター。せっかくなので、esukiくんの初テレマークを撮影した。いつものアグレッシブな滑りからは想像もつかないような頼りない滑りで、最後にふにゃっと座り込んでしまったのには撮影していても笑いをこらえられなかった。
自分はというと、テレマークには根拠のない自信がなぜかあったので、いきなりスピードを出してターンでテレマーク姿勢をとってみる。意外とできるじゃん。ところが、一度深く沈み込んだら、そのまま身体が浮かんで来ない。なぜ?テレマークのまま横滑りに移ってしまった。ターンの切換えができない。
左右どっちのターンでも同じだった。重心移動で切り返そうと思ってフォールラインに身体を持って行ったら、アイスバンケイにヘッドスライディングしてなまら痛い。ケツはプロテクターがあるからまだマシだけど、上半身は辛い。普通のスキーじゃあり得ない転び方をくり返して、この日1日で1シーズン分転んだ気がする。
この日は気温が低くて、2時間滑ると手足の指先が冷たくなった。おまけに、何度も転んで顔に雪がかかっているので、顔の表面の感覚があまりない。ロッジで晩飯を食うことにした。
カツカレーを食べながら、借りたブーツを確認すると、SCARPAのT1だった。これって硬めじゃなかったっけ?
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一方、esukiくんが借りたブーツは、同じくSCARPAのT2Xで、T1よりは柔らかめ?
【SCARPA】T2X・プラスフィット |
板は、借りたときすぐフジケンさんのお下がりだと分かった。ELANのSL板だったので。でも、SL板だからそれなりに滑れる板だと思っていたら甘かった。何回か滑って気付いたのは、板にエッジがほとんどないということ。自分の飛び板とほとんど変わらない。アイスバーンにはまったく歯が立たず、ズルズル落ちるだけ。踏み込んでも反発がないのだから、どおりでターンのきっかけがつかみづらい訳だ。
10-11 モデルスキー10-11 ELAN エランSLX WAVEFLEX FUSION+ELX 14.0 FUSION |
当たり前に滑ってもダメなことが分かったので、飛び板でアイスバンケイを滑る要領で滑ることに考えを変えた。ただ、初めてのテレマークでそんなことがそう簡単にできるわけもなく、1本滑り降りるのに平均3回は転んでいるうちに、タイムリミットの20時が近づいて来た。
もう、寒いし痛いしで、ともかくテレマーク証拠映像を二人分撮ると、もういいやってことになり、スクールへ戻って道具を返却。レッスンの案内をもらって帰った。今回は全くの我流で、いろいろ考えながら滑って面白かったけど、基本を知りたい。レッスンを受けてみたい気はするけど、その前にもう少し初心者向けのコンディションで滑りたい。エッジがない板でアイスバンケイはちょっと。
この日、テレマーカーってすごいと思った。よくこんな不安定な道具で滑れるなぁ、滑りたいと思うなぁと。テレマークを体験した今、少なくとも、アルペンに飽きなきゃ、こんなのやりたいと思わないだろう。アルペンですらまだまだ思い通りに滑れないのに、テレマークなんかで山行っても、パウダーを気持ちよく滑れるようになる気がしない。テレマークへの特別なこだわりがある人か、上級者でないと、テレマークは楽しめないと思った。今のところ、自分にはボードといい勝負だ。気分転換にはなっても、上達へのモチベーションが湧いて来ない。
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コメント
デビューおめでとうございます!
H本さんのほうがアルペンではスキーを身体の真下で操作するクラシカルな滑りをしている分テレマークへの移行では分があるみたいですね。
S木さんみたいにエッジを頼りに普段滑っている人にはT2みたいなちょっとやわいブーツでは怖いでしょうねー。
テレマークを維持しやすい深さ(姿勢)があるので思い切ってもっと深くテレマーク姿勢をしてみると良いです。
投稿: やっち | 2011年1月30日 (日) 08時12分
>やっちくん
詳しくは本文に書くけれど
この日のコンディションには
オレの方が慣れていたのは確かだと思うよ。
esukiくんはエッジを頼りに滑っているんじゃなくて
エッジを生かして滑ってるから
キレキレのターンができるんだよ。
エッジがある板だったらの話だけど。
最初はもっと深いテレマーク姿勢で滑ってたんだけど
アイスバンケイではあれくらいに落ち着いた。
今度また滑るなら普通のコンディションで滑りたい。
投稿: H本 | 2011年1月30日 (日) 20時14分