11/1/3 白井岳
といっても、ピークにはほど遠く。
雪は降っているので、山へ出かけないわけにはいかない。今度は白井岳へ偵察。
高いゴンドラ1回券を買わなくていいので、お得に渡渉。
橋のない川〈1〉 (新潮文庫)
著者:住井 すゑ |
ブロードの下山ルートをそのまま進み、適当なところでまた渡渉。
ちょっと進んで、尾根に取り付くために再び渡渉。
ようやく尾根に取り付いてこれから登り始めるという頃、下からテレマーカーが一人登って来た。藻ーリスさんの知り合いのguroさんだった。ここからしばらくguroさんにガイドしてもらい、朝里岳へ向かうguroさんと途中で別れて白井岳を目指した。
朝、ぼんやり見えたブロードウェイは、帰りにはギタギタになっていた。
複雑に入り組んだ尾根と沢に何度も道を阻まれながらも、コンパスを切りながら進む藻ーリスさんと激パウさんに付いて行く。薮薮で滑るには辛そうな斜面を見ながら登っていると、なかなかテンションが上がらない。目指す白井岳も吹雪の中。
ようやく大斜面が見えてきたけど、ピークまで登って滑るには時間が足りないということで、偵察だけで引き返すことになった。まさか、2日連続で一切まともに滑られずに帰ることになるとは……。すっかり山スキー。
何だか欲求不満が溜まってしまった。最初の渡渉ポイントへ戻ると、藻ーリスさんと激パウさんは普通にツボ足で渡っていたけど、うっぷんを晴らすために、「ここしか渡るところないんですか?」ってビビって聞いて来たブロード返りのボーダーを尻目に、川を飛んで渡った。ザックが重くてランディングですっぽ抜けそうになったけど。後から来たスキーヤーも飛んで渡ってたから、まあ、自分が特別変だってことはないだろう。
駐車場を出て帰る途中、道路脇をスキーを履いて歩いて下っている2人を藻ーリスさんが見つけて声をかけた。激パウさんとも知り合いらしく、確か、北海道登攀クラブ?とか何とかの人で、山屋で知らない人はいないというほどの有名人だそうな。春香山の登山口に車を停めて、札幌国際スキー場へ下山して車に戻る途中らしい。そこでピックアップして、車まで同乗した。いろんな人が集まって来てるのかな。
下山後はみんなで温泉。今回も白樺の湯へ行くと、駐車場にスキーキャリアが付いた見覚えのある車が停まっている。もしやと思ったら、玄関のドアのガラス越しに、ばか親さんが中から手を振るのが見えた。
スキーの話なんかをした後で、生春ちゃんたちに一応は挨拶したのだけど、「初めてだよね?」って言葉で頭が混乱してしまった。確か、生春ちゃんは初めてのはずだけど、初めての気がしない。そうだ!ばか親ブログで何度も見てたからだ。うっかりブログのことを口走りそうになって固まっている自分を見かねて、というか、危険を察知したのか、ばか親さんはさりげなくお別れを言ってくれた。結局、一言挨拶しただけで、子どものように何もしゃべれなかった。だって、何か変なことを言って家族崩壊になったらシャレにならないし。とりあえず、こっちが間抜けな姿を演じただけで済んだのでひと安心。
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