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BCS理論講義1講目

雪崩講習会で修了証ももらったので、変態バックカントリースキーヤーと雪山ガールとがペアになる仕組みについて、これからいろいろ書き綴って行ってみる事にした。

といっても、講習会で教わった以上の事を教えるなという会長からの忠告もあったし、そもそも雪山ガールとペアになった事はないので、Dr. H本のBackCountry Ski(BCS)理論の連続講義は妄想だらけのフィクションだ。

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記念すべき1講目は、ペアになるには1人ではいけない。つまり、単独ではダメだということ。

万一、ビバークすることになったとしても、雪山ガールと一緒だったら、寂しいどころか雪洞も融けて崩れてしまうほど熱い夜になるにちがいない。それに、もしもどちらかが雪崩に埋没してしまったら、5分以内でちゃんとビーコン捜索して15分以内に気道確保。マウストゥマウスの人工呼吸で、場合によっては保温で添い寝もあるかもしれない。こんなご都合主義な状況には、単独ではなかなか出くわす事はないだろう。

山屋さんの中には単独の良さを説いている人もいる。単独ゆえのリスクマネジメントを行っているのだから、周りがとやかく言うことはないだろう。ただし、雪崩に埋まったとき、怪我をして動けなくなったときなどの場合を想像すると、自然と単独で出かける気にはならなくなる。より急な斜面を滑ることで高まる雪崩リスクには、雪崩に巻き込まれたときの対策を十分に考えなければいけない。

雪崩に埋まって身動きが取れなくなったとき、近くに他のパーティーでもいなければ、雪の中から大声を出しても誰にも届かない。エアポケットを作れたとしても、酸素が失われて行くのを黙って待つことしかできない。それでもいいと思うんじゃなきゃ、バックカントリーへは誰かと一緒に行こう。できればカワイイ雪山ガールと。

激パウなのに週末滑りに行けないショックでちょっと風邪気味。病は気から。

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