11/5/4 沼ノ平
ガスに阻まれて大雪山系まで来て飛びのコソ練。
最初は5/3-5に愛山渓温泉に2泊3日のだったけど、3日の天気が悪くなって、風邪も治らないので、5/4-5の1泊に変更。それでも体調が悪いままなので心配だった。前日にヒュッテを予約しようと愛山渓温泉に電話すると、宿泊客のピークは3日で、4日には15人に減るらしい。炊事が面倒なので、夕食は旅館の焼肉定食1,500円を頼んだ。宿泊費2,300円と合わせて3,800円。布団は借りられるけど、一応、シュラフは持って行った。朝食と行動食は初日に買う予定。
5時にesuki邸へ着くように出発してすぐ、ガソリンが足りないことに気付いた。このままでは愛山渓温泉にも着かない。慌てていつものスタンドへ行って給油してからesuki邸へ向かう。それでも5分のロスで済んだ。
2人なのでレガシィには荷物を悠々と積める。でも、esukiくんの荷物と比較すると、自分は無駄に多い気がした。バッグが大きいだけだろうか。
野幌のセイコーマートで行動食と朝食を買ったけれど、酒は売っていなかった。高速道路だからだろうか。網走ビールを2瓶持って来たけど、たぶん足りないので下道に降りてから買うことにする。
あとは雨の高速道路をひたすら走るだけ。そう、雨。天気予報で分かっていたとはいえ、出発してから雨が降っているとさすがに萎える。ただ、気温は4℃前後と低いので、山では雪が降っていることが予想されるのでまだマシだけれど、天気がよくないのは残念だ。
酒を買うために愛山上川ICまで行かずに愛別ICで降りて、セブンイレブンでビールを買った。でも、下道を走ってるとすぐにセイコーマートも見つかり、慌ててセブンイレブンへわざわざ寄ったのを後悔。とはいえ、ここを逃すともうコンビニはないので、愛別ICで降りたのは正解だった。
驚いたのは、愛山渓温泉への道路のゲートを通り過ぎるときに通行止めの時間が書いてあるのを読んだときだった。通行止めがあること自体にも驚いたけど、なんと時間帯は午後6時から午前7時までなので、あと30分早く来ていればゲートの前で待たなきゃいけないところだった。去年は1ヵ月も遅かったので、通行止めのことなんて全く考えていなかった。危ない、危ない。
道路を進んで行くと、すぐに道の両脇が雪で覆われ道路にも雪が積もっていて、タイヤの2本の筋が愛山渓温泉までずっと続いていた。1年ぶりの愛山渓温泉は駐車場一面に雪が積もっていて、GWとは思えない雪景色だった。
空は厚い雲に覆われていて、麓の様子しか分からない。樹林は途中から雲に吸い込まれて見えなくなり、とても山頂まではたどり着けそうにない。永山岳まで行こうと思っていたけれど、二人ともひよって沼ノ平の手前まで登って北側の斜面を滑ることにした。
当麻岳方面へ先行パーティーがたくさん入っているようで、しばらくはトレースを辿って登った。急登しているときに上から単独のテレマーカーが滑り降りて来た。上はガスガスで、雪も引っかかって滑りもひどいらしい。確かに、1cm程度の湿った新雪の下にはモナカ。テレでは滑りづらそうだ。
樹林限界を抜ける手前でガスに取り囲まれてしまい、雪面も新雪で真っ白なので、辺り一面すっかり真っ白だ。ところどころに辛うじて生えている灌木が見えなくなると、歩いている斜面の傾斜もさっぱりわからなくなる。気付いたら登っていたという調子だ。GPSがなければここまで歩いて来なかっただろう。目的地まで到達したので、ともかくシールを剥がして下山の準備をする。
視界が悪すぎるので、二人で距離を離さずにゆっくり滑り降りる。足元から先が急になって行っているような場所の手前で止まると、どうやら段差になっているようだ。どれくらいの大きさか確認するために下を覗き込むと、驚いたことに人がいた。実は雪庇の上にいたらしい。下を3人のパーティーがトラバースしているところだった。無理に突っ込まなくてよかった。
人が通りすぎてから雪庇を飛び降りて、その下の沢を滑り降りた。視界が悪いので、ビデオは撮らなかった。撮るために視界が利く範囲で滑っていたら全然楽しめないので。滑る頃にはモナカは柔らかくなり、ざらめの上に15 cmくらいの重く湿った深雪が積もった状態で、滑りやすくはないけれど板はそこそこ走った。
沢は有名なルートなのか、トレースがたくさん付いていた。適当なところまで滑り降りてから、いったん止まってキッカーを作って遊ぶことにする。斜面を利用すると、初めて作った割には飛びやすいキッカーができた。ただ、アプローチのスピードを速くするとリップで跳ね上げられる感じになったので失敗に気付いた。恐いので低速縛り。
esukiくんがミュートグラブの練習をしているので、自分は再びミュート360に成功すべく回ってみたけど、クラッシュシーンを量産するだけで終わった。
一応、おめでとう。
By esuki。狙っているわけではないけど……。
13時すぎまで飛んでたけど、思うようにグラブできずにesukiくんも飽きたらしく、さっさと下山して温泉に入ることにした。下山も先行トレースをたどっていくと、途中不安になってルートを修正したけど、結局合流して問題なく愛山渓温泉まで続いていた。やっぱり知ってる人のようだ。
温泉へ着いたときに、ちょうど永山岳の方から山スキーヤーのパーティーも降りて来たところだった。視界が悪かったけど、結構たくさん入山していたようだ。
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