11/6/19 前十勝岳
滑り納めは三段山クラブと千春沢で焼肉ランデブー。
白銀荘の駐車場にはまだ三段山クラブのメンバーは来ていなかった。もともと一緒に滑る予定ではなかったので、とりあえず準備をしているとkinpeiさんがやって来た。naokissさんに紹介されると、「H本(えっちぼん)さんですか?」と尋ねられてうれしいような恥ずかしいような。ハンドルネームで呼ばれるのもアイドルっぽくていいかも。でも、続いてやって来た大西さんと握手するときには緊張して鼻水が出てしまった。
駐車場は前日の雨が嘘のようにすっかり晴れた。山にまだ雲がかかっているけれど、焼肉には問題ないはずだ。肉と野菜、コンロと鍋を分担して持って、10時前に三段山クラブより先に出発した。
前日に同じルートを歩いているので、全然迷わず雪渓までたどり着く。二度のちょっとした薮漕ぎのあとで雪渓が細いところを通過するのだけど、ここが前日よりも薄くなっていて恐かった。たった1日でも大分雪は融けたようだ。焼肉岩までの急登がしんどいけど、焼肉装備をデポするまでの我慢。
焼肉ランデブーしようと思っていたけど、目印の焼肉岩がまだ雪の中なので、三段山クラブの面々が登って来るまで近くで休憩していた。その間にニセ焼肉岩を3to4くんがボルダリング制覇。あっさり初登?
三段山クラブの人たちも肉をデポしてカラスと戦う決意をしたようなので、一緒に焼肉テーブルを近くに作った。向こうは焼肉慣れしているせいか、テーブルづくりに無駄がない。こっちは知識と経験の不足を3to4くんの体力と腕力で補ったけれど、でき上がったテーブルは大西さんに棺桶と呼ばれてしまった。
肉を深く掘った雪の中に埋めて、食い物以外も明らかに食い物じゃないと分かるようにデポってから雪渓のトップを目指して再び登る。他の4人パーティーも登って来ていた。
登ってる間に後ろを振り返ると、もうカラスが焼肉テーブルへ寄って来て、食い物を探し回っていた。さすがにあれだけ深く埋めた肉は掘り出せまい。
naokissさんたちが右へ登って行ったので、自分たちは左へ登って行った。思ったよりこっちの方が低かったけど、上に着く頃にはもうバテてた。やっぱり前日の疲れが残っているようだ。
肉が心配だった藻ーリスさんが先に滑り降りたら、続くesukiくんまで一気にしたまで滑り降りてしまった。そういうもんかと思って自分も一気に下まで滑ってみたけど、焼肉テーブルまで滑り降りるともう足がプルプルだった。
急いで先に滑り降りた藻ーリスさんはザックの中の行動食をカラスに食われていたらしい。千春沢のカラスはザックのジップを開けてしまうので要注意だ。油断できない。
三段山クラブの滑りを盗撮してから、いよいよ焼肉タイム。イス用のマットもコンロ用のマットも忘れたのに気付いたけど、めげずにコンロにジンギス汗鍋をのせて焼肉を焼き始めた。油も忘れたので焦げまくる。ジンギス汗鍋は広すぎて外側は手で持てるくらい効率が悪い。実は大西さんも以前苦戦したとかで、そう甘くはないようだ。
火力は弱いけど多田精肉店の豚スパイシーさがりがとにかく美味い。ビールがないのが残念だけど、三段山クラブのホルモン攻撃で追い出されたnaokissさんもやって来て、esukiくんと3to4くんがホルモンを食いに行ったりと焼肉ランデブーに成功した。でも、実はホルモンがそれほど得意じゃない自分はホームでひたすら豚さがりを食べてた。
食い終わったら滑る気満々なのはnaokissさんだけ。でも、せっかく来たからには2本くらいは滑ろうと、結局みんな登り返す。今度は右側を登るけど、左よりもずいぶん上まで続いていた。順番まちがった。今度は空身で登ったにもかかわらず、肉で体が重いのか疲れた。滑る準備をしているうちに視界が悪くなって来たので、ガスに囲まれる前に急いで滑り降りた。滑り出すと、途中の岩場からnaokissさんがカメラをこっちへ向けているのでがんばってターンすると、今度はその下で大西さんたちがカメラを向けて立っている。さすがにカメラの前で停まれないので、仕方なく下まで一気に滑り降りるしかなかった。カメラを意識しすぎかもしれないけど、あのカメラ配置は気が抜けなかった。
焼肉ですっかり満足して、滑りは2本でもう十分。しつこく雪渓の終わりまで滑って、そこからまた夏道を歩いて帰る。
雨が降ってないせいか、前日より体が軽く感じる。滑り納めの充実感のせいだろうか。
白銀荘へ戻ると充実した滑り納めにすっかり満足した。しつっこくスキー派の人たちは平山がどうとかって行ってたけど、次の週末は利尻へ行くのでどのみち滑れないし、気持ちよく滑り終えたのでもう無理はしない。
来シーズンは三段山クラブと一緒に滑る約束をして、ひとまずお別れ。その後すぐ白銀荘の露天風呂で再会したけど。
| 固定リンク | 0
コメント