アウターシェルの下に何を着るか?
いろいろとレイヤリングについて考えていたとき、ちょうど狙い澄ましたかのようにFall Line 2012の記事が目に入って来た。
Fall Line 2012 (双葉社スーパームック)
販売元:双葉社 |
記事ではアウターシェル、ミドルレイヤー、ベースレイヤーという従来の3レイヤーで解説していたけれど、コラムではFinetrackのミッドシェル
が紹介されていた。アウターシェルを脱いでハイクアップしているときに、風が強くてもアウターシェルを着る必要がない防風性に優れるものとして、ニュウモラップジャケットが載っていた。
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でも、自分ではミドルレイヤーに必要なのは防風性じゃないと思う。というのは、風が強ければアウターシェルのベンチレーションを効果的に利用して、わざわざアウターシェルを脱がなくても汗がこもらずに済むから。逆に、風があるのに汗がこもって着れないようなアウターシェルは、ベンチレーションの機能に問題があると思う。汗かきならそもそも風なんて大して問題にならないだろうし。
だから、ミドルレイヤーには、むしろ、撥水性が必要だと思う。大雪の日でも風がなければハイクアップのときにアウターシェルを着ていると暑くて汗をかく。かといって、アウターシェルを脱ぐと、撥水性のないミドルレイヤーでは体温で雪が融けて濡れてしまう。高い撥水性とまで行かなくとも、雪が付きにくい素材を使っている方がいいと思う。ただのフリースでは雪が付くので、この点ではミッドシェル
は効果的だと思った。あるいは、ソフトシェルが、実はミドルレイヤーに適しているのかもしれない。
一方、この記事で意外だったのは、2ページも割いてベースレイヤーについて解説していたことだ。バカの一つ覚えでベースレイヤーは化繊だと思ってたけど、ウールという選択もあるようだ。ウールが湿気を吸って発熱するとは知らなかった。実際、靴下はスマートウールのメリノウール製のものを履いている。化繊とウールのハイブリッドなんてのもあるらしく、自分のレイヤリングはまだまだ改善の余地が残されていると感じた。とにかく、他人より圧倒的に寒がりなのに撮影で止まってることも多く、なんとかレイヤリングで対応したいところだ。
記事の最後に滑り手の数だけ正解がある
と書いてあるように、結局は自分に最適なレイヤリングを見つけるしかない。
ちなみに、Fall Line 2005には次のように書いてあった。
スキー場のレストハウスなどで、シェルとフリースを脱いで、肌に密着したアンダーウェアむき出しの姿は見苦しい。どうあがいても下着姿以外の何ものでもないのだから。「ンだから、バックカントリーの人たちはオヤジ臭くて嫌だ」と言われないように心がけたいものである。
余計なお世話だよ。オヤジがオヤジ臭くて何が悪い。バックカントリーはオヤジの遊びじゃないか。10代の若い娘なんて山で見たことないよ。
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