最後のたちかま
食べたのはいつだったろうか?
半年ぶりでおでん一平へ。そこで聞いた悲しい話。たちかまはもう食べれないそうだ。今まで作ってくれていたおばあさんが、もう作るのを止めてしまったらしい。作るのは止めても元気なのはよかったけれど、あの美味しいたちかもをもう二度と食べれないというのはとても残念だ。貴重な味が一つ失われてしまった。
そもそも大将だって、いつまで店を続けようかと考えている様子だ。年に数回しか来ない客だけど、常連客として扱ってくれてる顔なじみの店がなくなってしまうかもしれないと思うと、メニューが減る以上にずっと寂しい。後を継ぐ人がいないんじゃどうしようもないけど、たとえ店や味を継いだとしても、昔の店とは変わってしまう。こればかりは仕方ない。
いつもよりしみじみとしながら食べることになった。今度タッパーを返しに行かなきゃ。ごちそうさまでした。
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