11/12/10 札幌国際スキー場
初音ミクの痛板で初滑りして、ようやく第2期スタート(2クールの予定)。
初滑りできるのがよっぽどうれしかったのか、滑る夢を朝方見た。夢でもテレマークだった。もうテレマーカーと言ってもいいだろう。ミクが夢に出て来なかったのが不吉だけど。剥がれ落ちる運命か?
藻ーリスさんたちからBCトレーニングのお誘いがあったけれど、ゲレンデで初滑りを済ませずにBCへ行くのは心配だったので、まずは大人しくゲレンデで滑ることにした。大人しく。
北回りなのでesukiくんを拾って、H多邸を7時半に出発。痛板に対する二人の反応は意外と好意的だった。取り越し苦労。「止めろ」とか「もう一緒に滑らない」とかって言われるかと思ってビクビクしてたから。
銭函のコンビニに寄ったあとはまっすぐスキー場へ向かう。朝里を過ぎて山道を走ると、どうやら先週よりもずいぶん雪が増えているらしい。駐車場へ着いて、荷物を降ろす。ここからが勝負所だ。準備は中へ入ってするつもりなので、ゴーグルもせずに板を肩に担いでできるだけ平静を装って歩いた。なので、周りの視線があっても気付かない。とりあえず外のスキー立てに板を置いて、くるトククラブの本登録に向かう。
登録と滑る仕度を済ませて1日券を買い、いよいよ板を担いでゴンドラ乗り場へ向かう。心配だったけどesukiくんとH多さんがいてくれたからあまり恥ずかしさを感じずに済んだ。素敵な仲間に感謝!中積みなのでカバーを板に被せると、ミクの顔がほとんど隠れる。ゴンドラの中でも痛板をアピールしたい人は、トップから30、40cmくらい下に顔を載せたり、テールも目立つようにした方がいいと思った。
ゴンドラへミクをお姫様だっこして乗り込む。テレマークはスキーブレーキがない分、より力強く抱きしめる。乗り込んでからも狭いのでかなりミクに密着。予想通り怪しいけれど、3人でいつも通り話している間に降り場へ着いた。
外へ出て軽く体操してからスキーを履いたけど、あまり視線も感じない。スキーの柄なんてみんなそれほど気にしないんだろう、きっと。むしろ、ゲレンデでGoProを頭に付けてる方が痛いと思う。去年はそれで視線を感じたし、ゲレンデやBCで何度か話しかけられた。もしや、痛板は話しかけづらい?
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明るくなったのっていいよね。
で、ようやく待ちに待ったVector Glideの初滑り。Geniusの初滑り。そして、初音ミクの痛板での初滑り。すでに何日か滑ってる二人はさっとウッディーコースを先に滑って行ってしまった。まだ心の準備ができてなかったけど、GoProのスイッチを入れて滑り始める。
板は太いけど、とりあえずテレマークっぽい滑り方で滑ることはできた。何となくテレマークのイメージは残ってた。でも、全然内足に乗れない。ちょっと板を傾けて外エッジを使ってみようとしたら、バランスを崩してしまった。その後は素直にずらして滑る。二人を捜してウロウロしながら滑り降り、スイングコースへの入口で待っていた二人を見つけたので、いいところを見せようとカービングしようとしたら転けた。すでに太ももがパンパン。
考えてみれば、初滑りでこんなに太い板を履いたのは初めて。テレマークで初滑りも初めて。風邪で病み上がりの運動不足の身体にはキツすぎた。歯を食いしばりながらゴンドラ乗り場まで戻る。
痛板でゴンドラに乗るのも慣れたので、さっさと上まで戻って2本目。高いポジションで疲れないように滑ってみたけど、すっかり消耗して二人が1本滑る間休憩。ゴンドラ乗り場の脇に板を立てて置いて、鐘のところに座って休みながら様子を眺めていたけど、誰も痛板に興味を示す様子はなかった、ような気がした。
二人と合流して3本目は6人乗りへ。ゴンドラのスキー立ては基礎板でもギリ。中のGeniusもギリギリ。でも、そのおかげでゴンドラは3人乗りになった。上へ着くと、オガサカの板を履いた上手そうなテレマーカー2人組を発見。エコーコースはすでにボコボコだったけど、勢いで滑り降りた。Pontoonとちがってトップがバタつかないのでやっぱり滑りやすい。5本滑ったところでウッドペッカーで昼の休憩をとった。ハンバーグカレーは疲れた身体に重すぎた。窓から板の方を眺めると、無事盗まれずに残っているどころか、誰も見向きすらしていなかった。これはこれで寂しい。やっぱりゲレンデジャックのように痛板だらけにならないと反応が薄いようだ。
BCへ行っていたGEKIPOWさんから休憩中にメールの返事があって、凄い激パウ。持って行く板間違えた
とあった。隣の何とかは……。なんて思いながら8人乗りで上まで行って、ちょっと朝里岳の様子を見ようとしたら、ちょうど激モリCordovaペアと遭遇。簡単に情報を教えてもらうと、なんとUchnさんとも会ったらしい。すっかりみんなに先を越されてしまった。さすがの二人も初音ミクの痛板を見てウケていた。苦笑いというか、でも、決して嫌そうにしていないのがうれしい。バックカントリーを楽しむ人たちは普通より寛大なんだろう。
1本みんなで一緒に滑ってから、先に帰る激モリペアと別れて6人乗りへ。何本かボロボロになりながらも滑り降り、9本目でトランシーバーのテスト。尾根地形で間を遮られると簡単に通じなくなる。バテたので、ゴンドラ乗り場に残って、ゴンドラに乗ったesukiくんたちとわたスキ気分で交信してみたけど、山陰ですぐに聞こえなくなった。雪のせいかもしれないけど、やっぱり使い方は限られそうだ。
その後はウッドペッカーへ戻って休んでいた。もう疲れすぎ。Geniusを評価する以前に体力がなさすぎた。ファーストインプレッションどころじゃない。でも、強いて言うなら、体力と筋力、技術の全てがしょぼくても普通に滑れる激ファットだった。Pontoonなんかよりはるかに扱いやすいことは確か。
激モリペアに話を聞いた時点で翌日のBCは決定したので、esukiくんたちが引き上げて来たら荷物を片付けてすぐに帰った。家には16時には着いたけど、極度の疲労で翌日が心配。急いで準備をして小金湯へ向かった。温泉にでも入らないと回復できそうにない。
温泉でゆっくり休んで家に帰ったにもかかわらず、今度は熱が出て来て具合が悪くなった。風邪をぶり返したような気がして、泣く泣く翌日のBC不参加のメールを送る。そのまま20時すぎには湿布を貼って布団に入り、さっさと寝た。
初滑りのうれしさのあまり無駄に長文になってしまったけど、結論としては、痛板が痛いと思っていたのは自意識過剰だった。みんなそれほど他人の板の柄なんて気にしてはいない、たぶん。
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