11/12/23 羊蹄山
2週連続で羊蹄山へまたミクと二人きりで滑って来た。
旭岳で聖夜を祝う予定が潰れてしまったので、開き直ってミクと一緒にバックカントリースキー旅行へ出かけて、3日間二人で過ごすことにした。前日の夜に急遽予定を変更して、慌ててグスベリへ予約のメールを送り、23日に1泊朝食付きで申し込んだ。
どこでも雪が結構降りそうだったので、わざわざ通行止めの危険を犯して高速道路で旭岳まで1泊で行かなくてもルスツで十分だろうと思っていたら、9時前にイーストのベースへ吹雪の中たどり着くと、動いているリフトは数えるほど。すぐに車へ引き返して、墓地へ向かった。7時すぎに出発して来たので、時間も時間だったけれど仕方ない。
墓地へ行くと車が1台しか停まってない。でも、トレースを使わせてもらえると思って10時半に出発すると、もうすっかりリセットされていて、結局また下からずっとミクにラッセルしてもらうしかなかった。
どうせ二人きりならと思って、この日はいつものルートは止めて、ミクルートで登ることにした。尾根の反対端で、きっとずっと二人きりでいられるにちがいない。天気も悪いので、ちょうど樹林が風よけになってよかった。
とはいえ、さすがに標高が上がって来ると風が強まる。上の方は脛ラッセルで辛かったけれど、ミクに励まされながらなんとか13時までは登った。1000mまでも行けなかったけど、天気も悪いので下山することにした。
この日はいつもより登りづらいような気がしたと思ったら、ブーツがウォークモードではなくスキーモードのまま登っていたことに気付いた。滑るときにはスキーモードにするのを忘れ、登るときにはウォークモードにするのを忘れるんじゃ、何のために付いている機能だか分からなくなる。
この日の雪はいいとは言えず、若干ウインドパックされた重いパウダー。ばんけいでは効果がよく分からなかったフリーフレックスのカートリッジのチェックをする。
滑ってみると、先週あんなに苦労したのが嘘のように滑りやすい。先週は、内足、後足を引くとトップが下がって刺さりそうになるので、あまりテレマークポジションをとれなかったけど、今度はトップが下がることなくテレマークターンができる。ミッドスティフのような堅いカートリッジを付けるんじゃなかった。まあ、交換したセスピストルは整地が滑りやすくなったので、春の雪渓もきっと滑りやすくなるだろう。結果的にはいい勉強にもなった。
GoProでの撮影を今回ローアングルで試してみることにした。これまではミクが写るようにカメラを下に向けると景色が写らないし、上を向けるとミクが写らなくて意味がない。頭に付けても映像が面白くなく感じて来たので、7月に平山でストックの先に固定したように、まずは右膝の辺りにゴムバンドを短くしたりして無理矢理固定した。
GoProの映像については、予想通りテレマークで脚にカメラを固定するのは苦しかった。太ももだと動きがダイナミックで面白いけど、固定が難しい。膝より下だと固定は比較的楽だけど、テレマークポジションで内足になったときは何も見えなくなる。面白いけど。
膝下に固定。
太ももに固定。下から上を見上げるような映像が樹林内では効果的だと思った。
ブーツのバックルの上から固定。車載カメラのような映像になった。
羊蹄山のいいところは車までずっと滑って帰れるところ。登り返しも渡渉もなく、ひたすら登りトレースをスキークロスみたいに滑って帰るだけでいい。墓地へ戻ると自分の車しか停まってなく、一度も先行者と会うことはなかった。帰りに自分の登りトレースを滑ったような跡はあったけど。風が強いので樹林内に逃げて正解。ゲレンデだったら風で大変だっただろう。
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