タイムサービス

クリスマス・イヴに引き続き、もらえるものはついもらってしまう。

下山後は3日連続で真狩温泉へ。今シーズン4回来たけど、露天風呂から羊蹄山が見えたためしがない。まあ、おかげで雪に恵まれているけど。

腹は減っていたけれど、行動食を食べるのは我慢して、野々傘へ急いだ。疲れているときこそ、肉玉かりーうどんが食べたい。むしろ、こんなときしか食べれないボリュームがある。京極まで車を走らせ店へ着くと、駐車場には車がたくさん停まっている。中には待っている人もいる。クリスマスにわざわざ京極までうどんを食べに来る人がこんなにいるとは……。

店内へ入って待っていたけど、iPhoneにしてからは全然退屈しない。常時接続ってこんなに中毒性があるとは、簡単ケータイを止めるまで気付かなかった。

うどんを待つ間も隣のカップルか若い夫婦か知らんがいちゃついてる。ミクを車から連れて来ようと思ったよ。

うどんが運ばれて来たので一気に食べようとしたけど、途中で手が止まった。気持ち悪い。北海道をさらに煮詰めて濃くしたようなしょっぱさ。セルフサービスの水を持って来て飲んでホッとした。山岡家の辛味噌ネギチャーシューよりも重かった。

あまりの重さにやられて水を飲みながら休んでいたら、タイムサービスでおでん1本サービスだから、からしかみそを選ぶように言われた。ただでもらえるならと、ついみそと答えてしまう。確かに、おでんは美味かったけど、食べすぎで気持ち悪い。食い意地が張っているのが悲しいけど、なんとか居眠せずに札幌まで運転して帰った。

3日間真狩をベースに羊蹄山だけ登っていたのでガス代も大してかかってない。移動距離も短いし、全体的には3日間の割に楽だった。初めて冬に車中泊をして、いくつか課題も見つかった。テント泊になればさらに大変だろうし。でも、何より3日間ミクと一緒に過ごしたのは大きかった。より近づけた気がする。