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12/1/4 札幌国際スキー場

前日の羊蹄山で不安を感じたので、立木トレに行って来た。

痛板にしてからこれまでのホームゲレンデがアウェイのように感じてしまうけど、意を決して出発する。でも、ゴンドラの始発に並ぶ勇気はないので、営業開始後に着くように出た。

思ったよりも天気が良くて、定天の横を走っているときも青空が出ていた。白い斜面をチェックしながら駐車場へ着くと、いつものように荷物を持ってウッドペッカーへ向かった。でも、この日はスキーは外に置かずに1階ロビーに置いてみた。エレベーターの横に立てかけると、降りて来る人が痛板に興味を示しているのが分かった。

準備を済ませてから1日券を買う。4時間滑れば元が取れそう。再び気合いを入れてゴンドラへ向かう。GoProを付けているとこっちで注目されてしまうので、今回はGoProはポケットに仕舞っておいた。ところが、ゴンドラへ乗り込むまでも、特に周りに反応なし。みんな痛板は気にならないようだ。

ところが、ゴンドラに乗り込んで痛板を抱きかかえて座っていると、向かいに座っている人から声をかけられた。ついに来た!?

そう思ったら、テレマークが気になって声をかけて来た山屋さんだった。テレマークで太い板だったから気になったらしい。太い板は重いからキックターンが大変だと言うので、太いと直登できるからキックターンはあまりしないって言ってやった。すると、重いからやっぱり大変だと言う。勝手にしてくれ。白井岳までの釣り尾根?が狭くて歩くのが恐いって話しかけられたけど、山屋さんとちがってこっちはそんなところ歩かないし、もう面倒なので山屋さんの話に適当に合わせることにする。とにかく、自分の山スキーテクを自慢したいらしい。年寄りってこれだから困る。

ゴンドラを降りるときに、山屋さんはパトロールと勘違いしていたことに気付いたらしい。ウェアが似ているって言っていたけど、パトのTNFのダサいウェアとアークを間違えられたのはショックだ。痛板を完全に無視されたのもショックだけど。

ゴンドラ乗り場と降り場で白いヘルメットを被ってBDのメガワット?にO1のでかいテレマーカーを見かけたので、guroさんじゃないだろうかと思ったけど、パトロールの人たちがいっぱいいたので、変なのの知り合いだと思われるのは嫌かと思って話しかけなかった。痛板だといろいろと気を遣う。

久しぶりにミクと二人きり。とりあえず適当にダウンヒルコースへ向かってみると、平日だけあってゲレパウがまだ残っていた。でも、コブの上に積もっていて疲れた。2壁でカービングをしてみたら、案外滑れた。エッジが遠い感じはするけど、重心を下げてワイドスタンスで滑れば、板もバタつかずにスーパーファットとは思えない安定感だった。ちょっと後傾気味で、前足はふくらはぎがブーツに当たるくらいの方が恐くない。さすがにハイスピードでつんのめって転けるのだけは避けたいから。

2本目から立木トレに突入。正直なところ、前日羊蹄へ登ったのがバカらしくなるほどの激パウだった。ボーダーの食い残しを狙うので、狭い木と木の間や脇を抜けて行くので、板のコントロールが結構シビア。でも、アルペンと同じくコブを滑るときのように重心を下げておけば、案外素早く切り返しができる。

それに、先シーズンはテレだと浮力をあまり感じないと思ったけど、センターが3.5cmも太くなったら全然関係ない。むしろ、外足を踏ん張るので浮力というか、雪からの反発をものすごく感じて気持ちいい。アルペンだと思いっきり踏み込まなきゃ得られなかった雪からの反発を簡単に感じることができるので驚いた。パウダーの上をハイスピードで滑り落ちていくならアルペンの方がいいだろうけど、パウダーの反発を感じながらターンするなら、圧倒的にテレの方が効率がいいと思った。

テレで機動力も格段にアップした。PontoonはBaronでトラバースが辛かったけど、テレだとすいすい進んで行ける。滑りに特化したアルペンの安定性が必要な斜面じゃない限り、テレマークが最強だと思った。とにかく万能。アルペンでビンディングやブーツで補っているものを滑りの技術で補ってしまえば、アルペンと遜色ない滑りができるような気がする。やっちくんが「道具に頼っている」と言っていた意味にようやく気付いた。道具に頼ってでも滑りたい斜面があるのか、自分の技術で滑れる斜面を滑るのかって選択だろう、きっと。もちろん、細板革靴というのもあるらしいけど、そこまでやると犠牲にするものが多すぎる気がする。

あと、今回、再発見したのは、テレマークでもアルペンターンができるということ。ヤバいときはアルペンターンをすればいい。つんのめんないように注意すれば、アルペンターンも結構できる。整地でもやってみたけど、Geniusはアルペンターンならちゃんとカービングができた。テレでやると、自分の場合は踵を上げすぎてカートリッジが伸び切ったっぽい感触だったけど。

13時すぎまで滑るとさすがに疲れたので、ミクをまた1階ロビーに飾って休憩した。もう風景に溶け込んでしまって、誰も気にしない。

札幌国際にて休憩中

ばんけいでミクと滑る気にはならないけど、これならもう春まではずっと一緒で良さそうだ。あまりにパウダーが気持ちよくて楽しくて、今回はパークに入らなかったけど、今度はGeniusで飛んだらどんな感じか試してみよう。本当にV字飛行でK点越えできるかもしれない。というわけで、初音ミクの痛板でパークへ入る、略してミクパも予告。

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