VIPのDIY
ベクター信者のDo Itaita Yourself(DIY)を支援するVector glide Itaita Partnership(VIP)を立ち上げることにした。
Vector Glide(VG)の板を痛くする信者、VGの痛板に憧れる人たちを応援するための実体のないコミュニティ。VGの板だからこそ分かる痛さがある。
先日のVUC報告会でShiftの痛計画を発表したけれど、この計画は、藻ーリスさんの要望からデザインを考えて、場合によっては制作まで行って、まずは痛板に乗ってもらおうと思ってのものだった。初めから自作と気負う必要はなく、まずは痛板で滑ってみて、自作したくなってから作ればいい程度に考えてる。
そもそも自分自身が今年から痛板に乗り始めた初心者なので、作る前にはいろいろと悩んだ。mixiの痛板コミュを見るとここ数年で痛板のデザインが格段に向上している。それと同時に、痛さも飛躍的に増している。初めはボードにステッカーを貼っただけの大人しい板も少なくなかったのに、今シーズンは液晶モニターを備えている板まで登場したらしい。まあ、そもそも普通の痛板の実物すら見たことないけど。
痛板が表現の手段、技術を披露する道具として定着して来たのは分かるけれど、初心者が始めるにはハードルが高くなりすぎたように感じる。すでにフルラップという、板全面をオリジナルの絵柄に変えてしまう方式がほぼ主流になり、ワンポイントのステッカーよりも用紙代や印刷代も増し、作業も難しくなっているように思う。
そういったデザインの流行を見ていて感じたのが、元の板自体への愛着があまりない人が多いかもしれないということ。トップシートのデザインまで気に入って買った板も、フルラップで完全に別物になってしまう。自分なら寂しい。元の板のテイストを活かした痛板にはできないだろうか。嫁がいない自分だからこそ、そう考えた。
結果として、痛くないとは言われるけれど、当時主流のフルラップを避けて板のトップシートそのものを背景に使い、ロゴはしっかりと見えるように残した。VGへの思いがあるからこそ、ネタとしても、重要なポイントの一つだった。まあ、Geniusの場合は分かる人には形を見ただけですぐ分かる板なんだけど。VUCで痛板に興味をしてしていたVGユーザーの反応を見ていても、やっぱりVGであることが分からなくなってしまうような痛板にしようという人は少なかった。
こうしたことを踏まえてVIPが目指すDIYは、板自体への愛着を大事にして、できるだけ板本来のデザインやコンセプトを活かした痛板の制作だ。もちろん、これが正しい方法というわけではなくて、ベクター信者に向いている痛板のコンセプトだと自分では考えている。きっとその思いが伝わったからこそ、秋庭さんたちが快く自分の痛板を受け入れてくれたんだと思う。
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