12/1/31 さっぽろばんけいスキー場
今週も練習にはちゃんと出席。
ファンレースはもう終わったので、ミクには家で待っていてもらい、普通にテレの練習をする。といっても、メニューなんて決めてなくて、その場で感じた課題を一つずつ潰して行くだけだけど。下手なうちはやることいっぱいあるから楽しめる。
ロッジの前に板を立てかけようと思ったら、見覚えのあるShiftを発見。どうやらeskixくんはテレらしい。ロッジへ入るとちょうでeskixくんが出て来るところだったので、合流して準備を済ませてから一緒に滑り始めた。チケットはいつも通り1時間切る。
センターで練習だったので、eskixくんの滑りを観察しながら、自分でも適当に滑った。ばんけいナイターのようなアイスバーンでグリップが曖昧なコンディションのときは、板のエッジがほとんど立っていないので、永島さんのようなワイドスタンスで低重心のスタイルが安定していて、滑っていても安心感がある。前後だけでなく、左右のバランスも両足でしっかりと確保できるので、多少のイレギュラーならびくともしない。それなりに筋力は使うけれど。
eskixくんのテレは3回目、1年ぶりのアイスバンケイ。板が太くてバネも硬いせいか、なかなか足を前後に開けないようだ。開いた方が安定するけど、最初は確かに難しいだろう。
それにしても、カムイでも思ったけど、藻ーリスさんといいeskixくんといい、ちゃんとスキーを教わっている人たちは基本に忠実だ。テレマークでもシュテムターンからテレマークターンの練習をしている。自分の場合、最初っから普通のテレマークターンに突っ込んでって転けながらターンを身に付けた。実際、二人とも全然転ばないのに対して、自分は最初は1日で1シーズン分くらい転けた。おそらく、これだけ転けてるから転ぶのが上手くなったんだろう。激しく転んでもまず怪我しない。
もし北海道のオフ会でも「痛板滑走講習会」が開かれて、自分が「テレマーク部門」の講師になったとしても、指導方針は「習うより慣れろ」だろう。転んだ回数だけ上手くなる。転んでもただでは起きない。だいたい、まだテレ2年目でファンレースでも転ぶくらいだから講師に選ばれることなんてないだろうし、そもそも痛板に乗ってるテレマーカーも自分以外に痛板コミュですら見かけたことがないんだけど。でも、ただでさえテレマークって他とちょっとちがってカッコいいって錯覚を起しやすいから、テレマークを痛板にするとそれに輪をかけて錯覚に陥いりやすくてかなり痛板しいことまちがいない。テレマーカーにこそ痛板に乗って欲しいし、痛板乗りにこそテレマークに乗って欲しい。別に、TAJに頼まれたからとかじゃなく、素直にそう思う。
ところで、この間の札幌国際でテレマークでスイッチが全然できなかったけど、「TD2」の上野さんがTwitterでコツを教えてくれた。
前向きに滑る時と一緒で、いかに重心を両足の真ん中に落として安定させるかです!
改めて考えると、分かるような分からないような。理屈はそうだけど、問題はどうやって重心を両足の真ん中に落とすか。その具体的な方法が分からないと困る。最後の1本、チケットの都合で一人先に急いで滑ってからリフトに乗ったので、上で待っている間に緩い傾斜を使ってスイッチの練習をしてみた。
テレはフリーヒールだから、アルペンのスイッチのように脛でブーツを押すことはできないので、テレマークで安定するための方法、踵を着けるアルペンターンの理屈を応用してみた。応用というほどのことじゃないけど、要は、前足、スイッチなので、踵が上がる方の足は舵取りで、踵が着いている後足のふくらはぎでブーツを押すような状態をキープしながら滑る。これなら、後足で前後のバランスをとりやすい。まだちゃんとターンを試してないけど、原理的にはこれで滑れるはず。
この日はeskixくんとテレで滑るのが楽しくて、あっという間に1時間が経ってしまった。チケットが終わったので、まだ練習するeskixくんを置いて先に帰る。eskixくんはもうだいぶ滑れるようになったので楽しそうだ。もちろん、教えるようなことは何もしてない。自分もアルペンだとやる気もなくていい加減上達がサチってしまってるけど、テレは伸びしろがまだまだ広いから、滑るごとに上達して行くのが体感できて楽しい。きっとeskixくんもそうなのだろう。早くみんなでテレでBC行きたい。結局滑るのが楽しくて撮影もしなかった。もうミクのこともすっかり忘れてテレを楽しんでしまった。今度埋め合わせをしなくては。
チケット残り13時間。
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