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12/2/26 藻岩山(SNOW MIKU 2012)

痛板で雪ミククエストに乱入して来た。

そもそもこの日藻岩山スキー場へ行こうと思ったのは、雪ミククエスト終盤を飾るイベントであるらしいもいわ山展示が開かれているからだった。JANのSCのせいでメインのイベントは完全にパスせざるを得なかったので、せっかく近くの藻岩山でイベントが開催されるなら行ってみないともったいない。

それに、藻岩山ロープウェイが新しくなったからといって、何も乗らなきゃいけないということもない。藻岩山にはスキー場があるし、シールがあれば好きなところを登ってロープウェイの中腹駅にある会場まで行ける。せっかく雪ミクのイベントなんだから、ミクと一緒に、初音ミクの痛板で会場まで登って行けばいいと思った。

イベントは15時からだったので、とりあえずは10時半からスキー場で適当に平和に滑る。開場前に着くように登ればいいだろうと思った。出発も遅いのでだらだら準備していると、いつもと装備がちがうので手間取る。さすがに藻岩山ごときでいつものBCフル装備を持って行くのは無駄に重いので、小さなザックに最小限の装備を詰め込んで、ゲレンデ用にSeth Pistolを積み、ハイクのためにミクを連れて行った。

スノーボード滑走禁止の昼間の藻岩山スキー場には小学生が多いのかと思いきや、むしろ幼女がいっぱい。でも、緩斜面にしかいないので意味なかったけど。ゲレンデはちゃんと圧雪しているのかと思ったけど、もうかなりボコボコ。気温も低くて風も強く、雪も降っていて視界が悪い。コンディションが悪いので、怪我をしない程度に適当に滑ったけど、前日から比べるとあまりに平和で気持ちが緩んでしまった。

意外にもコブのラインがたくさんあったので、コブを何度か滑ると楽しかった。まだちゃんとは滑れないけど、もう少し滑りやすい板ならなんとかなりそうだ。今は本当に滑る毎に少しずつ上達が感じられて楽しい。上達がサチってしまったとき、楽しさが一気になくなりそうで怖いけれど。

一度休憩して肉まんとコーンポタージュを補給して復活。14時近くまで滑り、3時間券が切れる前に車へ戻り、改めてミクを連れてゲレンデへ戻った。うさぎ平を滑っていたeskixと合流する。

板チェンジ

初めてのからまつコース
最後の最後に一瞬晴れた。

最後の1本で第2トリプルリフトで上まで登り、そこからロープウェイのもいわ中腹駅まで競争。つぼ足でスキーを担いで歩くeskixと、急いでシールを貼って歩いてどっちが早く着くかを競う。でも、最初から結果は見えていた。200mしかないんだから。

中腹駅はきれいな建物になっていて、外の階段の上に雪ミクを発見。どうやら階段の上のスペースがギャラリーの開場になっているようだ。まだ会場前だし、みんなに見られないうちに看板の雪ミクの隣に板を立てかけて記念撮影しようと階段を登って行ったら、なんと開場の玄関の前にはすでに行列ができているじゃないか!すごいぜ。この人たちのエネルギーには敵わない。

外で待って並んでいる人たちの前ですごく恥ずかしかったけど、一応、記念写真は撮った。

準備中
右側には開場待ちの人たちが並んでいる。

eskixはさすがに展示を見ないで帰るらしいので、サッとピークまで登って来ることにした。ギャラリーの脇を通りすぎて登り始めると、ちょうど会場を裏から見るような場所だった。

裏から見た準備中の雪ミク展示会場

そのまま登ってもーりすカーのレール沿いに道ができているので、そのままシールで登って行った。急登だけど直登できないほどではない。最後の最後で1回キックターンはしたけど、あっさり登頂。レストランの脇で真っ白な札幌の街をバックにまた記念撮影。

雪の藻岩山山頂でミクの記念撮影

天気悪いので展望台には上がらず、建物の陰でシールを剥がして滑走準備。初めての藻岩山BCだ。木が濃いけどきっと何とかなるだろう。出だしだけちょっと滑れたけど、あとはただの下りだった。

中腹駅に戻り靴を履き替える。いくらビブラムソールとはいえ、ギャラリーをテレブーツで歩くのは恥ずかしい。履き替えてから階段を登って会場へ行こうとしたけど、まだ人が並んでいた。まだ準備中?

仕方なく駅へ戻ってもいもいのおみせの雪ミクコーナーを見てみた。確かにこういうのを集めるのが好きな人はいるんだろうけど、片付けできない人間だから極力、物は増やさないんだよね。板や滑る装備以外は。雪ミクはかわいいけど。

もいもいのおみせの雪ミクコーナー

ちなみに、ギャラリーへ行く途中、駅から出てすぐ目の前のところにミクに立って待っていてもらったら、何人かがミクの写真を撮って行くのが見えた。売店の店員さんも撮っていたし。やっぱり痛板乗りがアキバへ痛板を持って行ったように、ミクさん目当てに集まって来ている人に見せた方が効果があるということがよく分かった。いくらゲレンデへ連れて行っても興味を示す人がいないからなぁ。

藻岩山中腹駅で布教中

いい加減準備も終わっているだろうと思ってまた会場へ行ってみると、実は並んでいたのは雪ミクのぬりえ待ちの行列だった。ぬりえやらない人は、クリアファイルをもらって中を見れるらしいので、わざわざ雪ミク×もーりす携帯クリーナー欲しさに並ぶ気もせず、普通にギャラリーを観て回った。

とはいえ、普段、美術館やフォトギャラリーへ行くのとちがって、明確な目的もなく展示内容もよく分からずに来てしまったので落ち着かない。周りの客はすごい勢いで写真撮りまくっていて引いてしまった。会場でおそらくただ一人スキーウェアで来ているからだけじゃなく、浮いているように感じてしまった。

雪ミクもいわ山展示
今まで出会ったことがないような人たちの雰囲気がむしろ面白い。

グラフィグ雪ミク
なんとなく足がスキーの板に見えて。

なんだか居心地の悪さに展示をちゃんと見ないで会場から出てしまった。イラストはきれいだったし、ねんどろいどもかわいいとは思ったけど、どうも自分にはまだ早すぎた気がする。思いのほかディープなものだと感じた。

会場から出て、せっかくだから記念にいくつか雪ミクグッズを買って帰ることにした。「限定」に弱いので「雪ミク×もーりすスペシャル3点セット」と、なんか山で使えそうな物はないかと考えてエコカイロを買ってみた。効果なさそうだけど、エコカイロは星景写真を撮るときに試してみてもいい。

そろそろ帰ろうと思って外に置いてあったブーツを取りに行くと、雪上車のもーりす号の運ちゃんから「それ、すごいね」って褒められてすごくうれしかった。なので、調子に乗って、本州で流行ってるとか、簡単に作れて子供も喜ぶとか、適当なことを言って条件反射的に布教活動を始めてしまった。こんなところまで一人で痛板に乗って来ているお前が一番怪しいぞ。自分でつっこみたくなる。ただ、「ストックはミクちゃんにしなかったんだな」っていう運ちゃんの厳しい一言には、言訳するしかできなかった。これは痛板に乗るスキーヤーへの挑戦だろう。板だけでいいのか?お前が両手に持っているそれは何のためにあるんだ?と。

そんなわけで、ゲリラ的に雪ミクイベント会場に痛板で乗り込んだわけだけど、客観的に見て相当痛いことをしていると後から気づいた。一人でいったい自分は何をしているんだろうか?あまり真面目に考えるともう何もできなくなってしまいそうなので、もう考えるのは止めにしよう。とりあえず、グッズを買うのにお金を使っちゃったけど、ロープウェイも乗らずに展示も入場無料でただで楽しむことができて満足。

で、帰ってから自分の痛板がツイートされてないか検索しまくったら、ようやく1件だけ発見!ブログも読んでみたら、なんと自分の板を「クール」だと紹介してくれているじゃないか!しかも、痛板計画中らしい。うれしすぎたのでフォローしてしまった。

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