12/3/28 さっぽろばんけいスキー場

H本さんは上手く飛べないのをMiku Pistolのせいにしたようです。

Miku Pistolが重くて長くてテレマークだから上手く飛べないんだと考えたH本さんは、今シーズン初めてアルペンの板とブーツをスキー場へ持って行きました。一応、ミクピストルも車には積んでいましたが、なんだかもう必死ですね。

スキー場に着いたのは18時半すぎで、食堂で食べ終わるともう19時だったので、仕方なく3時間滑るのはあきらめました。アルペンブーツのFT Bumble Beeを履くと、Scarpa T2 ecoとの履き心地のあまりのちがいにH本さんは驚いたそうです。T2 ecoはほとんど隙間なく足にぴったりと合っているのに、Bumble Beeはところどころ当たります。インソールのことを思い出して交換すると、足のフィット感は大分良くなりましたが、踝から上はイマイチでした。

チケットを1時間だけ切ってスキーを履くと、H本さんは踵が上がらなくて気持ち悪がっていました。全校集会で体育館から退出するときに、歩き出す瞬間に後の生徒に靴の踵を踏む悪戯をされたような、そんな感じだそうです。足を前へ出したいのにちゃんと前へ出せない。テレマークに慣れてしまうと、アルペンはかなり不自由に感じるようですね。そんなに嫌なら早くMiku Pistolに乗り換えたらいいのに。

eski-Xさんも来ていたのに、ひたすらパークでコソ練をしていました。けれど、ランディングがとても硬くて、ポコジャンのアプローチスピードを上手く合わせられないと、飛びすぎてフラット落ちして膝が痛くなります。一つ目のキッカー以外、三つともなかなかまともに合わせられないうちに、膝も痛くなって1時間経ったら休憩しました。ようやくアルペンにも慣れたというのに、膝が痛くてテンションが上がりません。

20時半からまた滑りましたが、とりあえず一番まともに飛べる一つ目のキッカーで360を回してみることにしました。DogenはMiku Pistolよりも軽いので、浅いカケでも簡単に回せます。フワッと気持ちよく飛べて、あとはランディングをきれいにまとめようと着地すると、硬いランディングバーンを板が叩き付ける音が響いたけれど、ポジションは真ん中でいい感触でした。

ところが、着地の直後、H本さんの左スキーは外れてランディングバーンに残っていました。慌てたH本さんはそのままヘッドスライディングで転んでしまいました。そのとき、ちょうどパンツの左ポケットに入れていた財布が太ももと地面の間に挟まって強打しました。サッカーで太ももに膝蹴りを食らったような痛みだったそうです。

次の人に悪いので、H本さんは急いで起き上がってランディングバーンに残った板を拾ってから、コース脇で呻いていました。もうこれですっかりテンションも下がったそうです。結局、チケットがまだ30分以上残っていましたが、ロッジへ戻りました。ロッジでしばらく休憩してから家に帰って来たH本さんは、太ももが痛くて湿布を貼っていました。今シーズン初めてのアルペンでまさかの負傷です。

練習にはやっぱり軽くて短い板の方がいいと感じたようですが、それ以上にばんけいナイターで飛びのコソ練をするのは危ないと強く感じたようです。12時間券がまだ5時間も残ってるからって、あまり無理しないで欲しいです。一緒にバックカントリーへ行けなくなったら困りますから。