ほぼ15mライン
11日目は15mのラインギリギリ目一杯に張ってみた。
スラックラインを6日連続でやったので、しばらく休もうかと思っていたけど、ツリーウェアとスラックラインでグルグル巻きにされた裸幼女姿の木の妖精さんを妄想していたら、もうやりたくって仕方なくなって、結局帰ってからスラックラインを背負ってチャリで出かけた。
H本は妖精を探す旅に出かけた。
気分転換に、いつもの公園は止めて、豊平川の河川敷を走る。手頃な木があればと思ったけど、直径25cmを超える太さの木は残念ながら生えていない。家からあまり遠くに行くと面倒なので、ラインギリギリまで長く張れると聞いていた公園まで行ってみた。
目印のポプラの綿毛を探していると、確かに長く張れそうなアンカーに手頃な立派な木を発見。きっとここだろう。のんびりしているとどんどん暗くなるので、急いでツリーウェアを着に巻き付けた。
自作のツリーウェアにマジックテープは付けてないけど、終うときにクルクル巻いて、木に巻くときにしっかりと2枚を重ね合わせると、案外ツリーウェア同士でくっ付くので、マジックテープなしでも大丈夫そうだ。
聞いていた通り、太い木をアンカーにしていることもあって、ラインはラチェットに10cmくらいかかるだけ。これを巻き取って張るからたぶん抜けたりはしないだろうけど、本当にギリギリだった。
いよいよ乗ってみると、真ん中が沈むと思って高く張ったので乗るのが若干大変。それに、聞いていた通り揺れが大きい。何とかバランスを取って立ったけれど、この揺れで歩けるのかと不安になった。
覚悟を決めて歩き出してみると、意外と歩ける。油断するとラインが左右に大きく揺れるけど、これまでと同じ要領で揺れを抑えれば、歩くだけなら思ったより難しくはなかった。ただ、バランスを崩したときの揺れが大きいので、この長さでトリックをするとなると、相当難しいだろうと思った。でも、長いラインを歩くのは緊張感があって面白い。これはそのうちロングラインも欲しくなりそうだ。
何回往復できるか挑戦してみようと思っていたときに雨が降り出した。午後から降ると予報で言っていた雨が、今頃になって落ちて来た。仕方ないのでラインを片付けるけど、全然悔しく感じない。山みたいに家から遠くまで出かけていって雨だったらがっかりで、天気が悪くても登っちゃったりするけど、家からチャリで10分くらいなら、止めるのも気楽だ。
もちろん山には山の良さがあるし、どこか景色や空気のいいところでスラックラインをやりたいという気もするけど、こうしてスラックラインで公園へ出かけるようになって、実は札幌みたいな街でもこうした公園があちこちに整備されていて気軽に遊べるようになっているんだと再認識した。
自然がいいからとみんなで山に押し寄せて、山の自然環境を傷つけるよりは、人が生活しやすい街づくりをした方がよっぽどいいと思う。田舎暮らしがいいと郊外に宅地が造成されれば野生の動植物の住処が奪われる。人間は自然を自分たちの都合のいいように捉えすぎだ。片想いじゃダメなんだよ。
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