SK1的BC in AK
ってのが石井のカスタムフェアでやるらしいので、コンベンションセンターまで行って来た。(という記事を2ヵ月近く書いたまま公開せずに放置してたけど、記憶が曖昧になって来たのでそろそろブログ更新開始)
SK1は名前しか知らなかったけど、滑りたくても滑れないオフシーズンにはBCのイベントと聞く行かないわけにはいかない。すっかりタケさんの追っかけのようになってしまってるけど、ちょうど時間も空いていたので、昼飯を食ってからチャリで出かけた。
カスタムフェアへ来るのはこれが初めて。B.C.mapではあまりいい思いしてないから何も買う気がなくて招待状も捨ててしまっていたので、受付で普通に名前等を記入する。会場へ着いたのが開演直前だったので、ブースは見ないでまっすぐイベントステージへ向かった。ステージ前の座席は20あるかないかのこじんまりとしたもの。イベントにはそれほど力が入っていないように感じた。
BUILDは作品を全編通して見たことはまだなくて、DAIGOさんのこともよく知らない。「SK1的」のそもそもSK1からしてよく知らなかった。井山さんが簡単に説明してくれたけど、「SKI」の「I」を「1」に置き換えて、スキーが一番楽しいということなのだとか。
3人ともさすがプロだけあって人前で話し慣れているようで、映像を交えながら観客を退屈させない。SK1のアラスカ遠征のロードムービーのような映像や、BUILD4のこの日だけの特別バージョンも上映されて面白かった。
スノーボード/スキー: DVD『BUILD3』 トレーラー from Visualize Image on Vimeo.
井山さんは技術選で優勝して何度も表彰台に上がってる基礎スキーヤーなのに、バックカントリーも滑ってて何でもやる人というイメージがある。その彼がBCでの滑りについて話していた言葉が印象的だった。実は、技術選に勝つためにバックカントリーを始めたのだとか。タケさんのようなビッグマウンテンスキーヤーのようなスピードとライン取りをできるように、一緒に滑ったというような話をしていた。実際に技術選で優勝した人が言うと、その効果に説得力がある。次元のちがう話ではあるけど、スキー場の整地しか滑れない基礎スキーヤーを量産するSAJのスクールの現状が思い浮かんだ。
それに、DAIGOさんもアラスカ行ってからジムへ通っているという話を聞くと、たとえアラスカじゃなくてもやっぱり筋力や体力が必要なんだと思った。自分はこれまでオフシーズンには夏山の日帰り登山くらいしか運動していなかくて、テレマークを始めてからは滑っていて筋力不足を強く感じるようになった。今までのようには道具に頼れなくなって、無様に転けることが少なくない。スラックラインではジムでの筋トレほど目に見えた筋力強化は期待できないかもしれないけど、体幹が鍛えられることでバランスも含めて滑りが強化されるんじゃないかと期待はしてる。
他にもタケさんからバックカントリーの滑り方について興味深い話もあった。滑る前にはあまりラインを意識しないで、「無」の状態で滑り出すそうだ。滑る前から予めラインを決めてしまうと、コンディションが予想とちがったときに慌てるから、むしろ滑り出してからコンディションに合わせて滑るらしい。当然、基礎スキーヤーのような左右対称で同じリズムで滑るのもダメ。ゲレンデでも地形変化で止まらずに滑る練習をするようにアドバイスしていた。
結構楽しかったので、これで終わればよかったと思う。ところが、最後に質疑応答があって質問が足りなかったせいか当てられてしまい、仕方なく「スキーが一番なのに何でDVDにはスノーボーダーも出て来るの?」みたいな空気ぶち壊しの質問をしてしまった。質問というよりイチャモンだが、DAIGOさんがスケートを「SK8」と書くのに似せて「SK1」にしたんだとフォローしてくれた。
そんなわけで、みんなで記念撮影をしようと集まっている会場から急いで逃げ出した。口は災いの元。
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