12/10/8 大雪高原沼めぐり
今回もありがたいお誘いを受けたので、沼めぐりツアーへ参加して来た。
出発前夜、10時すぎには寝たけれど、まだ真っ暗な4時に起きるのは辛い。この夏初めての日帰り登山で、オプタテのザックから装備を日帰りザックに移動したので、忘れ物がないか不安なまま、4時半に自宅を出発した。つまり、この時点で遅刻。ピックアップ予定時刻に間に合わない。それでも、2人拾って新川ICへ入ったのは5時だったので、一応は予定通りの出発ができた。
朝霧が立ちこめる田園地帯を野幌PAまで走り、行動食を調達。再び大雪へ向けて出発する頃にはだんだんと山際が明るくなり、途切れることのない空のグラデーションが晴天を予感させる。途中、山から流れて来る霧の川を通り抜け、まだ色付きのない層雲峡へやって来た。
ミクパ札幌の映像に盛り上がりながら、山道を奥へ進んで集合場所のレイクサイトを目指して走ったけれど、高原温泉線の向かいの林道へ左折してから不安になる。いつも紅葉狩りへ来るときは、臨時駐車場の標識が出ていて誘導員も立っている。ところが、すでにシャトルバスの運行が終わっているので、ここがレイクサイトだと自信が持てなかった。
そこで、国道へ戻ってさらに走ると湖からどんどん離れて行って、レイクサイトという名前に似つかわしくない山奥へ進んで行っていた。さすがにおかしいと思い、引き返してさっきの林道を進むと、見慣れた駐車場が現れて来て、キャンプ組の車を発見した。
車から出て空を見上げると、雲一つない青空が広がっている。どおりで寒い訳だ。芝生には霜が降りている。身支度を整えながらメンバーが集合するのを待っていたけれど、8時になっても車が1台やって来ない。仕方ないので、車2台に分乗して大雪高原温泉へ出発した。
高原温泉の駐車場へ着くとすでに車が溢れていた。幸い、駐車場でメンバー全員が無事そろい、ヒグマ情報センターでレクチャーを受けてから入山した。総勢10人の大所帯だ。
前日の銀泉台から白雲岳までの紅葉はいまいちで、むしろ雪景色がきれいだったと聞いていたので、高原沼の紅葉にもそれほど期待はしていなかった。けれど、黄色や赤の色付きが意外ときれいで、ちょうどいいタイミングだった。最近の山行ではクマのせいで沼めぐりも1週できなかったど、この日は高原沼よりも先までずっと歩くことができた。
何より、一日中、雲一つない青空に恵まれて、そのおかげで紅葉がよく映える。標高が高いところでは風が冷たく寒かったが、陽射しがポカポカと暖かく、空沼からの下山で一人転んで軽く膝を傷めた以外は、とても穏やかで楽しい山行だった。
ザックに入れたワイヤレススピーカーの電源は入れていたけど、せっかく空いているし、こんなきれいな山では静かに歩きたくて、結局アニソンはかけなかった。
ちなみに、5年前は前日の雨のためにとても透き通った水が張っていた空沼だったけれど、来るのが2度目の今回は名前の通り空沼だった。
思ったほど登山道がぬかるんでいなかったので、あまり長靴のありがたさを感じなかったばかりか、むしろ足裏が靴擦れ気味で痛い。運動不足で弱った身体には意外と疲労が溜まっていて、早く温泉へ入りたかった。
下山後の温泉が結構大変で、露天風呂にのんびり浸かってから身体を洗おうと中へ戻ったけれど、洗い場がいっぱい。しかも、こんなときに限ってみんなずいぶん時間をかけて洗っている。中にはヒゲを剃っている人までいる。譲り合いの精神を発揮して欲しいところだけど、並んでいたら逆に横入りまでされる始末。登山道が空いていて気持ちよかったのに、温泉の混雑で台なしだ。
いったんレイクサイトへ戻って車割し直し、上川まで行ってあさひのラーメンを食べる。特みそはちょっとスープがぬるかったけど、腹が減っていたのでスープまで飲んで満腹になった。これだけがっつりなら下山後のラーメンも悪くない。
他のメンバーと分かれて2人で話しながら野幌PAまで走り、あとは1人で自宅を目指す。4時起きで行動していたので、さすがに眠かった。帰宅して写真の取り込みが終わると、もう他のことはできずに布団に潜り込んだ。山は遊び疲れる。
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