第1回 お料理教室 アップルパイ
先月末、りんご祭がお料理教室に変更になったらしくて、急遽無理言って生徒になって来た。
ここしばらくお菓子を作ってなくて、1週間前に久しぶりにクレームブリュレは作ってみたけど、バットを使うのさぼって水不足で焼けすぎたりと、ちょっと女子力下がり気味だった。そんなとき、お料理教室でアップルパイを作る話を聞き、急いで申し込んだ。
masaxさんと一緒に手ぶらでチャケママに教えを乞いにお邪魔したけれど、快く迎えていただいた。りんごの下準備は済ませてくれていたので、まずはクリームに使う卵をかき混ぜる。masaxさんはマーガリンと小麦粉、アーモンドパウダーを混ぜ、そこに卵を少しずつ注ぎながら混ぜて行く。あのっちも遅れて合流。エプロン姿で登場して気合い十分だ。
同時に先生のチャケママがりんごに砂糖を加えて中火で煮込む。少し経ってから鍋を見たときにりんごに付いていた茶色い小さな粒は、振りかけたシナモンだと教えてもらった。
ところが、masaxさんがシナモンの容器にパプリカと書いていたのに気づいてチャケママに確認すると、香辛料入っている引出しからはシナモンと書かれた別の容器が取り出された。これには先生もびっくり。慌てて味を確認すると、意外とセーフ。先生は改めてシナモンを上から振りまくると、大人の味(あのっち談)になった。
パイ生地は冷凍のシートを使う。こういうの使うと簡単らしい。
![]() [冷凍]冷凍 パイシート【業務用】用途は多彩なパイシートパイシート 1kg(約200g×5枚入)【アク... |
先生の定番のアップルパイは、パイ生地に餃子のようにクリームとりんごを包み込んで焼く。クリームを欲張ってたくさん入れると、見事に生地からはみ出して口が締まらなかった。これはもちろん失敗。
りんごがたくさんあったので、耐熱皿にシートを敷いてりんごとクリームを乗せて焼くことになった。先生が来客の対応で席を外したので、実は経験者のあのっちが先生の代理を務めて作業が進む。アップルパイっぽくなったようなならないような。
先生が戻って来ると「何これっ!?どうしたのっ!?」的なまさかのダメ出し。焼く前にジャムまで塗ってしまったのはさすがにまずかったようだ。あのっちの暴走にもかかわらず、先生の力でなんとかパイっぽい形を取り戻した。
まず焼いたのは、みんなで包んだパイから。200℃で約35分。焼き始めてからしばらくすると、案の定、生地からクリームが流れ出して残念な状況になっていた。ところが、焼き上がるとパイがしっかりと膨らみ、流れ出したクリームもきつね色に香ばしく焦げていいアクセントになっている。ちょっとひいき目だけど。
焼き上がったパイに杏?のジャムを塗って完成!
香りも見た目も美味しそう。クリームがはみ出てりんごもむき出しになっているのが全く気にならない。気にしてはいけない。実際、食べてみると、言われるまでパプリカのことも忘れるほど美味かった。 耐熱皿で焼いた方も見た目はしっかりアップルパイ。暴走したことにも気づかない。焼けばなんとでもなることが分かった。伸ばすときにパイ生地が潰れてサクサクしてなくてあまりパイっぽくはないけど。思えば、お菓子づくりは友達を手伝ったのが最初だった。チーズケーキのときはクリームチーズをひたすらかき混ぜる重労働に音を上げたけど、次の苺タルトでは生地を伸ばすだけの簡単なおしごとだったので、みんなで仲よく作って楽しかった。
お菓子づくりはほとんど自宅でひとりだったけど、キャンプの料理と同じでみんなで作るのも楽しい。大小失敗があっても、それがかえって楽しかったり。お菓子好きのおっさんは、作ってもらってばかりじゃなく、一緒に作ってみるのがいいと思う。お菓子にどれだけ砂糖をぶち込んでるか知ったら、おそらく食べる回数も量もきっと控えるようになるから。
というわけで、レシピ。
りんご:紅玉、ふじ、つがる、あかね等
りんご(皮を剥いた状態) 800 g
砂糖 200 g(今回は控えめに160 g)
レモンまたは?ブランデー 大さじ1
シナモン 少々バターまたはマーガリン 100 g
砂糖 100 g
アーモンドプードル 100 g
小麦粉 20 g
卵(Mサイズ) 2 個
※全部使わずに生地を付けるのにちょっとだけ余す
ラム酒 少々対流角?バットで190℃で45分焼く。
早く作って持って行かないと、スプリットボードを貸してもらえない。でも、安曇野から送ってもらう予定だったふじが、残念ながら入荷しなくなってしまった。困った。
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