結婚生活は緩斜面
VG信者の信者による信者のための結婚式のようなものの2次会へ、夏に続いて再びお招きいただいた。
風邪でも引いてなかったらブーブー言ってそうな連休中日。結婚式の類で不安なのは自分以外に誰が来るのかよく分からないこと。新婦はともかく新郎が信者だからとりあえずブレザーの下には正装で出かけた。ところが、実はeskixは来てなくて着てたのは自分だけだった……
会場受付にはHAL3の姿があり、奥の信者ブースへ案内された。用意されていたのは、タナカズさん、みやぽんさん、masaxと三方を信者に囲まれた席。その反対側をビーサン、ふーみんの両姉御に押さえられた特等席。もう逃げ場がなかった。
自分以外の結婚式から参加している人たちからは、ミクとの仲やロリについて賛否両論。先輩たちに人生相談する形になった。どっちかというと人生相談は中二妹から受けたいけど。
そんなとき村長がやって来てスキーの話へ移してくれた。スキー場の管理区域外での滑走時に雪崩対策をどうするかについて話すことになる。
まだ年内だったけれど、今シーズンは考えさせられる事柄が2つ。ASSHで報告があった猫魔ヶ岳スキー場での雪崩事故の調査報告とこの数日前に起きた三段山での雪崩死亡事故。前者はスキー場の管理区域外での事故で、雪崩対策を怠ったことが事故の被害を拡大したと感じた。後者は普段、雪崩の危険性が低いと考えていた場所での意外な死亡事故。危険性がどんなに低くてもレスキュー装備がなければ助けられないことを考えると、スキー場から簡単にアクセスできる管理区域外、BCでも必ず装備を持つべきだと思うようになった。
雪崩リスクが低いと判断したからこそ装備なしに滑るとしても、その判断がまちがっている可能性もある。装備を持たずに事故に遭遇して後悔するくらいなら、装備の重さに耐えて滑った方がいい。家の中に転がしておくのはもったいないし、装備を持ってBCを滑る実践的な練習にもなる。そう思って今シーズンは「サイドカントリー」という言葉を使うこと自体も止めて、結果としてスキー場からも遠退いた。
まあ、そんなようなことを偉そうに村長に語りつつ、結婚式で村長が行ったスピーチについても聞いてみた。「結婚生活は緩斜面」。スキーの緩斜面の滑りに例えたそうで、妙に納得してしまった一方、じゃあ、急斜面はなんだろうかというのが気になりもした。不倫か?風俗って説もあったけど、とりあえず新郎新婦の前で話す話題ではないので、緩斜面の楽しみを思い浮かべてみた。
自分がテレマークを始めた理由のひとつは、緩斜面も楽しめること。アルペンに比べて自分からより積極的にターンするので、緩斜面でもダイナミックな動きになる。だからスピードがなくても退屈しない。そんなわけで、刺激の少ない結婚生活も積極的に動いて楽しめばいいってことなのかな。
タナカズさんにmasaxを家まで送り届けるように指示を受けたので、2次会には参加せずに帰った。個人的には結婚おめでとうよりも、新郎の腰の調子が良くなったことを帰り際に知ってうれしかった。滑りたいのに滑れない人を見ているのは辛いので、こっちもすっきりした。基本的に自己中なので。
ちなみに、BCについて偉そうなことを行っておきながら、先日装備なしで裏を滑ったのはご愛嬌。村長、ごめんなさい。
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