12/4/22 札幌国際スキー場
前日の三峰山は結構きつかったので、だらだら昼から滑り始める感じで出かけた。
昼前に出かけるつもりで、朝、兄ちゃんはアニメを観ていたけど、eskixが10時に迎えに来てくれるらしくて、慌てて準備をしていた。自宅から南回りでスキー場へ向かうと、昼前には到着した。晴れてたけど、天気予報の通り風がとても強かった。
滑る仕度をしていると、兄ちゃんは変な声を上げた。気持ちが緩みすぎていたのか、ジャケットを忘れたらしい。いくら春スキーといっても、こんなに風が強いのに大丈夫か?
スキー場ではAtomicの試乗会みたいなのをやってて、eskixがAtomicのツアービンディングが付いている板をスキー立てに発見した。兄ちゃんはもうテレマーカーなのでそれほど気にならない様子だったけど、eskixは興味津々。
噂通り、Markerのようにスキーを脱がずに履いたままでも、ストックで押すだけでスキーモードからツアーモードに切り替えられるみたいだ。でも、ツアーモードのときに雪が詰まってスキーモードにできなくならないかどうか、二人ともちょっと心配してる。プロライダーの児玉毅さんがテストしている限りでは問題ないと聞いたけど。
ジャケットなしでも晴れているうちはまだよかったみたいだけど、日が陰ってからは、兄ちゃんはとても寒そうにしてた。フリースだけではさすがに寒いらしい。いよいよ滑ってられるような状況じゃなくなって来た。
そんなとき、「札幌からお越の○○さん、……、インフォメーションまでお越し下さい。」とアナウンスで兄ちゃんの名前が呼ばれた。でも、フルネームじゃなくて名字だけだ。もしかしたら何かを落としたかもしれないので、仕方なくインフォメーションまで行ってみたけど、案の定、兄ちゃんじゃなかった。ちゃんとフルネームで呼べよな。
テンションも下がり、ついにゴンドラが強風で運行停止になるらしいので、eskixを上のリフトに残して先に上がった。それほど経たないうちに、eskixも戻って来た。リフトも止まったらしい。
自宅まで送ってもらい、荷物を降ろしてからeskixと別れて家の玄関へ入ろうとしたけど、兄ちゃんはしばらくドアを開けずにモゾモゾしている。カギが見つからないようだ。すると、兄ちゃんは突然玄関から外へ走り出した。
ちょうど路地の角を曲がったところのeskixの車を、猛ダッシュで追いかける。車は太い道路に左折するために停止した。兄ちゃんは車の助手席の窓へ向けて突進して、追い付いた途端に窓ガラスを叩いた。それに気付いて振り向いたeskixはかなり驚いていたそうだ。
兄ちゃんはeskixの車のシートにカギを忘れたことを玄関で思い出したらしい。危なかった。二人で家の中へ入れずに母ちゃんの帰りを待たなきゃいけないところだった。でも、走って追いかけずに、携帯電話でeskixに連絡することもできたと後から教えてもらった。兄ちゃんもなかなかの慌てん坊だな。
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