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12/5/5 目国内岳

半分意地になって滑りに行っているようにも感じた。

もともと5/5のこどもの日は、あのっちさんに誘われて、三段山の焼肉ツアーに参加する予定だったらしい。でも、天気が悪くて焼肉ツアーは三段山からアンヌプリへ変更。さらに、日程も天気が良くなりそうな5/6に遅らせて。そこで、どうせニセコへ行くならと、目国内岳を前日に滑ることになった。そもそも、三段山の前は目国内岳へ行く予定だったらしくて、計画は二転三転したみたいだ。

滑りに行くことに決めたはいいけど、天気はいいとは言えない。雨で濡れることも考えて、兄ちゃんはみんなの真似して雨用のグローブも用意した。

対雨天H本専用グローブ

雨で濡れるくらいならよかったけど、降り続いた雨で思わぬ災害も起きてしまった。融雪が一気に進んで、中山峠をはじめあちこちで土砂崩れが起こって道路が通行止め。

軒並み通行止め

当日は北回りで赤井川を抜けて新見温泉を目指した。フロントガラスが雨粒で濡れるたび、兄ちゃんの顔が沈んで行く。ガスガスの目国内岳を眺めて、もうギョウジャニンニクだけ採って帰ればいいという気分になっていた。

さすがに、ここまで来て滑らないのももったいないので、一応、登ることにする。

行ってきます

渡渉しようと思って沢を覗いたけれど、水量も多くて渡るのが大変そうだったので、引き返して先シーズンと同じルートで前目国内岳経由で登ることにした。

渡渉断念

登り始めてすぐに雨は上がって、明るくなって青空も見えた。

束の間の青空

ガスガスだし薄着で風が強くて寒いので、目国内岳は止めて前目国内岳へ登ろうとしてると、目国内岳が雲の中から現れた。良さそうな北斜面も見えた。

雲の中から現れて来た目国内岳

稜線は雨雲の上

二人ともテンションが上がって、やっぱり目国内岳へ行くことになる。雲の晴れ間から見渡すと、下界には低い雨雲がたれ込んでいるのが見えた。

下界を低い雨雲が覆う

ニセコ連峰も雪が少ない

羊蹄山の上には変な形の雲が浮かんでいた。

羊蹄山のレンズ雲?

岩内岳

ピークを目指して登っているうちにまた曇ってガスガスになり、ピークでは辺り一面真っ白。北斜面も全く見えないので、素直に登って来たところを滑って降りることになった。先シーズンよりもかなり雪が少なくて薮が気になったけど、雨の中を滑る羽目にならずに済んでよかった。

下山の途中でギョウジャニンニクを探しながら歩いた。兄ちゃんは全然見つけられずに車まで戻ってしまったけど、eskixは見つけたらしい。兄ちゃんはスキーを置いてからeskixにそこまで連れて行ってもらった。すると、確かに生えている。小さくて少ないけれど。

翌日の焼肉に採って持って行く約束だったので、あちこちがんばって探して採った。二人ものギョウジャニンニクを採るのは初めてらしくて、初めはなかなか見つけられなかったけど、最後にはずいぶん慣れて来たようだった。それでも、小さいのがほとんどだったけど。

ギョウジャニンニクを採っているうちにずいぶん時間が遅くなってしまったので、食事をしてから、泊まる予定の五色温泉で風呂に入ることになった。

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