暑寒荘
山から海へ横断。
温泉から上がるとみんなお腹が減ったので、まずは愛山渓ドライブインで日本一のラーメンを食べた。名物のまいたけラーメンは、具がまいたけしか入ってなかったらしくて、兄ちゃんはすごく物足りなそうにしてた。肉が食べたかったらしい。
ラーメンを食べ終わると、さややに平井堅のCDを返してから、Gekpowさんたちと別れて暑寒荘を目指した。途中、eskixが眠くてダウンしたので、旭川から増毛まで兄ちゃんが代わりに運転した。留萌を経由して行ったけど、思ったより遠かった。増毛へ着いたのはちょうど日の入の時刻。
さややに教えてもらった忠でえびのどんぶりを食べようとしたけど、幟が出てるのにもう品切れだったので、仕方なく3人は寿司を注文して食べた。せっかくだから海のもので。
食べ終わってから、近くのスーパーで買出し。それから真っ暗になった道路を暑寒荘まで走る。途中、道路脇のスペースで車中泊している車と何台かすれちがった。暑寒荘が満員で泊まれないんじゃないかと不安になる。
実際、21時くらいに着いてみると駐車場はほぼ満車。泊まる道具を持って暑寒荘へ入ると、もう消灯していて、2階も3階も寝てる人でいっぱい。ほとんど足の踏み場もない。辛うじて空いている場所に無理矢理スペースを広げて寝床を用意した。それから1階へ降りて飲み会の準備。
カメムシがいっぱいいる1階のテーブルには山屋というか山スキー屋さんというかおやじが二人。あまり噛み合ない話をしていた。仲間のかと思ったらどうやらちがったようで、今度はこっちへ絡んで来た。山スキーは単独がいいんだと勝手に語りまくってたけど、たぶん他のみんなもただ友達いないだけなんじゃないかと思ってたような気がする。まぁ、兄ちゃんがそう言っていただけだけど。
しばらくしてAsaさんとこーじさんもやって来て一緒に飲むことになったけど、この酔っぱらいのおやじがしつこく絡んで来てウザかった。おかげでAsaさんたちがせっかく来てくれたのに、あまり話すこともできなかった。終いには、お開きにしようと2階の寝床へ着いたと思ったら、1階からおやじの叫び声が聞こえて来た。「北海道舐めてるのか!?雪山舐めるなよ!」なんてことを大声で叫ぶもんだから、2階で寝ていた他の人たちも、「うるせー!黙れ!!」と怒り出す。初めて来た暑寒荘はなかなか衝撃的だった。
夜が遅かったから朝はのんびりしてようと思ってたけど、他の宿泊者が5時には起きてごそごそ準備を始めた。兄ちゃんたちは通路のそばに寝てたもんだから、布団を片付けに来る人たちが跨いで行くのでのんびり寝ているどころじゃなかった。それはまあ、着くのが遅いんだから仕方ない。
他のみんな外へ出て行って静かになると、もう明るかったから自分の周りを見回すと、寝てるのは床の上。まさに通路だった。そして、あちこちにカメムシが歩いていて死骸も転がってる。見ない方が幸せだったな。
6時すぎに起きて朝食の準備。といっても、お湯を温めてカップ麺とコーヒー。他の人たちとちがって兄ちゃんは山では気の利いた食事を作らない。腹が膨れれば楽な方がいいらしい。でも、藻ーリスさんにもらったコーヒーのおかげで少しリッチな気分だ。
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