モルグの館
ban.Kへ行きそびれて。
土曜日の朝、実家から帰るときに青空がのぞいていたので、天気が崩れる前に少しでもチケットを消化しようとban.Kへ行く準備をした。お菓子を渡して法事へ行くmsrnを送り出す。このとき自分も一緒に行ってれば後で面倒なことにもならなかったのだけど、それはまたの話。
msrnがいないので、今度こそ着ぐるみで滑るチャンス!急いで着ぐるみを着て家を出てスキー場へ向かった。
ところが、嫌な予感がしてバッグやウェアのポケットを探してみたけど、チケットが見つからない。チケットがなければ肝心の消化ができない。しかも、天気は急転して吹雪いて来た。デーブさんも来るらしかったけど、チケットがないならban.K行っても意味ないので、あきらめてモルグの館へまっすぐ向かうことにした。
モルグの館の駐車場に車を停めて、着ぐるみを着たままチャイムを鳴らす。出迎えてくれたmorgさんもさすがに驚いていた。
館の中へ入ると、外の吹雪とは結界で完全に切り離されている。
まずは、原料の生きた牛の身体から絞り出した白い液体から、急速に熱を奪うことで生成した白い個体に、さらに果物を混ぜ合わせて粘性が高い物体に仕上げてから、酸素との反応が抑えられた特殊な金属の器を用いて口から摂取した。
以下、もう面倒なのでご馳走になったもの。
食事をしながらmorgさんにいろいろ悩みを聞いてもらった。一般社会とどう付き合って行けばいいか。一般人とどうコミュニケーションをとれば良いか。これまでリア充との接点がなかったので、msrnとの結婚生活は困難を極めるものだった。
例えば、アニメが観れない。自分の人生は、特に最近はスキーとアニメとそれ以外とに分けられるんじゃないかというほどだった。それにも関わらず、春アニメは事実上、ニコニコ動画で見れる琴浦さんくらいしか消化できていない状況だった。食事中に会話がなくなるのでアニメを見てはいけないというルールだったが、ニュースやmsrnが見たい番組は例外であり、普通に考えても理不尽な話だ。
とはいえ、根本的な問題は深夜アニメを受信して録画する設備がないことなので、今はセクシィーアニメ上映会が再開されるのを待ちわびるばかり。
あまりに居心地がいいのでずいぶんと長居をして相談を聞いてもらってしまった。もしも自分が中二女子だったなら、「お兄ちゃんのことなんて好きじゃないんだからねっ!」と言いたいくらいだった。
家に帰る前に、実家の母へのお土産をいただいた。忍ちゃんが好きなので、きっと喜ぶことだろう。
モルグの館を名残惜しく思いつつも、msrnが家に帰って来る前に戻らなくちゃいけなかったので、大人しく帰宅した。
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