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土鍋で炊くご飯

同じ米でも土鍋で炊くとこんなにちがうとは知らなかったのでえらい驚いた。

実は食器オタクだったmsrn。大好きな札幌の陶芸作家の蔦井さんが作った土鍋が、この度、msrnのコレクションに加わった。ちょうど二合炊けるくらいの小ちゃくてぽっちゃりしたカワイイ土鍋。つい自分まで土鍋ロリっ子を妄想してしまうほどだ。

Do鍋

土鍋は、小さな隙間を埋めるため、使う前に最初にお粥を炊くといいらしい。まずはmsrnがお粥を炊いて置いておいてくれたので、土鍋を火にかけて温め直して食べた。もちろん美味いけれど、お粥はだいたいこんなもんかなと思ってた。

ところが、今度ご飯を炊いてもらって食べたら、いつも電気炊飯器で炊いてるご飯とは全然ちがった。いつもよりふっくらしてるだけでなく、同じ米なのに味がちがう。味を付けてないのに味がちがう。

鍋の底までかき混ぜて分かった気がした。お焦げができている。うちの電気炊飯器ではできないお焦げ。思うに、このお焦げがご飯に絶妙な風味を加えて、ご飯に「味」を感じるんじゃないかと。薄らと香ばしい味で、ご飯だけでもどんどん食べてしまう。気づいたら写真を撮る前に食い散らかしてしまっていた。

土鍋でご飯

炊きあがりの時間を予約できる電気炊飯器とちがうので、時間に余裕のあるときしか土鍋で炊いたご飯を炊きたてでは食べられないけど、余裕のあるときこそ食べたくなる土鍋のご飯。冷めたときは自分は温めて食べるけど、冷めたままでも美味いみたいだ。

蔦井さん自身も土鍋が好きらしいけど、他の器に比べて土鍋は人気がないらしい。蓋を取ればデカいどんぶりとしても使えそうだし、蓋も穴は開いているけど茶碗としても使えそうだ。卵は穴から溢れそうなので卵かけご飯にはできないけど、鍋としても器としても使えるなら、一石二鳥で意外とお得かもしれない。

ところで、お祝いやらのおかげもあってmsrnのコレクションが増えたわけだけど、ある日、いつの間にか棚にコレクションが並べられていたのに気づいたときは思わず笑った。蔦井さんの食器と土鍋がきれいに並べて飾られてあった。よほど気に入って嬉しかったのだろう。

食器オタクのコレクション

以前、住宅雑誌に載っていたオタク部屋の棚にフィギュアがたくさんきれいに並べられているのを見たmsrnが「これは酷い」と言ったので叱ったことがあったが、好きなものを飾りたいと思う気持ちは一緒なんだなぁとこのときばかりは微笑ましく思ったものだ。

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