守られなかった奇跡の山
1年遅れの新婚旅行から帰ると、自宅の郵便受けに届いていた本のタイトルだ。
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タイトルを一目見て切なく感じた。ちょうど大学へ入学した頃、署名に協力し、原告に加わり、トラスト運動へも参加したが、結局「守られなかった」ことを改めて思い知らされたからだ。
旅立つ前日、「あなたたち若い人はどうして黙っていて何もしないのか?」と聞かれた。昨年、特定秘密保護法が強行採決されたからだった。
親の世代から見ればまだ若者だ。そして、40年以上前の若者の多くが、当時、権力と戦っていた。そうした人たちには、今の若者の様子はさっぱり理解できない。
あの日の問いかけがずっと頭から離れないでいる。「何もしないでいていいのか?」
封筒の中には本と一緒に一筆箋が添えられていた。
降って湧いた都知事選挙。安倍の暴走を止めたいと思います。
今もまだ戦い続けている人たちがいる。久しぶりに高尾山を訪ねたくなった。そのときには宇都宮知事の東京であって欲しい。残念ながら投票することはできないので、願うことしかできないけれど。
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