14/12/20 幌加内
そろそろBCへ行きたかったけれど雪が少ないので、雪が多いところを目指して遠出してみた。
朱鞠内や音威子府が圧倒的に雪が多かった。ピンネシリも気にはなったけど、中頓別はまだ雪が少ない。しかも、ピンネシリには人が集まりそうだったので、今シーズン初BCはのんびりと滑りたい。行き先は自然と母子里になった。
ありがたいことに今回もT田さん家に泊めてもらえることになったので、宿の心配もなくなった。急な遠出になったので、メンバーはmsrnとskixとの3人だけ。人数が少ないのでいろいろ融通も利きやすい。
前日の夜遅くまで天気予報やら地形図やらを調べながら道具の準備を済ませて、24時をすぎてやっとベッドに横になる。それでも翌朝5時半には起きて出かける準備。6:20にはskixが車で迎えに来てくれたので、荷物を積み込んでいよいよ出発だ。低気圧のせいで暖かい朝。果たして気持ちよく滑れる雪はあるのだろうか。
高速道路を旭川まで北上しても雪が増えない。鷹栖の町へ降りるとようやく雪が多くなる。それでも山は笹が出ているままだ。窓から見える雪山は朝日を受けて真っ白に輝いて入るけれど、斜面はどこも波打っている。その手前、ほろたちスキー場の斜面が目に入ったので、ちょっと偵察に寄ってみた。
新しい降雪はほとんどないようで、未圧雪の斜面には深々とたくさんのトラックが残っている。そのギタギタの斜面を変態的な上手さで滑り降りてくるテレマーカーがいた。msrnによると友達らしいけど、手を振ってみたけど、ちがったら恥ずかしいので声はかけずに帰った。
ちょうどT田さんからオススメの滑りポイントを教えてもらったので、試しに行ってみることにした。駐車スペースからアプローチが短いので、遅い出発でもお手軽で安心だ。さすがに風は強かったけど、樹林内は意外とそうでもなくて雪はそんなに締まらずに残っていた。
緩いけれど2本滑り、お帰りコースの斜面が急で長いと思ったのは錯覚だったようで、慎重に雪庇を警戒した割には何て事のない斜面で拍子抜け。それでも帰りはすぐに車に戻れてお手軽な裏山しさだった。
晴れていたのは初めだけで、昼過ぎには風も強まり空一面雲に覆われる。最後はアラレが落ちてきて、みるみるうちに天気が崩れていった。油断していいタイミングを逃してしまったのを後悔。
母子里へ行く途中、ルオントへ寄ってさっぱりした。T田さんが帰宅するまでにまだ時間もあるし。内湯がバスクリンのような蛍光イエローで臭いも変だったので、身体が暖まってからは露天風呂だけ。風呂でも脱衣所でも耳をすませていると、どうやらBCツアーの客とガイドが来ていたようだ。ローカルの情報を盗み聞きしようと思ったけど、残念ながら何も情報を手にいれることはできなかった。
休憩室で18時すぎまでダラダラしてからT田さん家へ向けて出発した。もちろん辺りは真っ暗で、星も出ていない。温泉から走っていると、だんだんと道路脇に雪の量が増えて行く。朱鞠内では人よりもずっと高い雪山が道路と家との間にそびえ立っている。これにはさすがに驚いた。それから真っ暗な道を進み、入り口の細い道路を探しながら走っていると、T田さんのっぽい車とすれ違う。何か忘れ物でもしたのだろう。ということで、まっすぐ家に向かった。すると、屋根から落ちた雪の向こうからチュプが吠えて迎えてくれた。
荷物を家の中に運び入れているときにT田さんも卵を抱えて帰ってきた。今夜はパスタを作ってくれるらしい。地域おこし協力隊の若者カップルが顔を出して料理を手伝ってくれ、少しの間だけどみんなで団らん。
せっかくバフンへ来てくれたのに挨拶もできなかったので、今回初めて話した。
二人が帰った後、もらったワインを飲んでいるうちにすっかり酔っぱらって眠くなり、msrnが寝てからいくらも経たずに自分も布団に横になった。初めてのハイクアップで疲れたせいもあるだろう。2階は暖かくてすぐに眠ってしまった。
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