撮るのが大好きな「巨匠」
先月頭、文化の日に、久しぶりにUPLNDへ行って「Shooting for 15 years」を聴いて来た。
UPLNDで菅沼さんのトークショーを聴くのは2回目。今回はタケさんとの15年を振り返る内容で、二人が出演するらしかった。
早めにUPLNDへ着くと、タケさんがいたので挨拶してからトイレへ向かう。さすがにICIでのイベントにも顔を出したせいか、顔を覚えられてしまっていたようだ。そろそろ活動に支障が出ないかと心配になって来たw
会場には一昔前のイベントよりも立派なイスが並び、ゆったりとしている。この日のために用意されたという高画質のプロジェクターがスクリーン代わりの白い壁に向けて設置されていた。せっかく早く来たので、見やすそうな席に陣取る。でも、自分の後ろで急がしそうに写真を撮ってたのは取材の人だった。邪魔したようで申し訳ない。
連休最終日の夜とはいえ、みぞれのような冷たい雨が降っているせいか、客足は鈍いようだった。
始まったスライドトークはアットホームなもので、観客には関係者もたくさん含まれていた。元オリンピック選手やプロのガイド、かつてタケさんと一緒に滑っていた元スキーバムも。自分たちのような一般の観客だけでなく、みんなが楽しみにしていたようだ。
バックカントリーという言葉を聞くことさえなかったような当時、無名のスキーヤーが雪山を滑る写真を雑誌などで取り上げてもらうには、「巨匠」と呼ばれる菅沼さんでも難しかったらしい。だから、とにかくいい写真を撮ろうとしていた。その努力が最初に実ったのが、Yamaki-Xの写真が雑誌の表紙に載ったときだとか。
タケさんが稜線から雪煙を引いて飛んでいる「スキー史に残る写真」での苦労話。浅川さんとか、今ではバックカントリーの雑誌でいつも見かけるプロライダーたちが、菅沼さんに撮ってもらおうと競い合った話など、裏話も満載でとても楽しいトークショーだった。撮るのは好きだけど、その後のことは面倒ですぐに次の写真を撮りたくなるという菅沼さんの言葉が面白い。とにかく、ファインダーをのぞいてシャッターを切るのが楽しいんだろう。その本人がスライドトークをしてくれるのだから、ありがたいことなんだろう。
イベントの最後でジャンケン大会があった。そのときまで忘れていたけど、UPLNDのイベントでは毎回このお楽しみがあったっけ。キロロの1日券にハズレ、Peak Performanceのフリースか何かもハズレ、菅沼さんのカレンダーもハズレ。さて、帰ろうかと思ったら、最後にキロロの宿泊券。
一応、ジャンケンに参加すると、意外にも勝ち抜いて、宿泊券をもらうことができた。ペア宿泊券らしくて「誰と行きますか?」と尋ねられ、仕方なく隣のmsrnの方をチラッと確認すると、自分から手を挙げていた。まぁ、そうなるよね、自動的に。
以前、キロロのチケットをもらったときは使うのを忘れてしまったけど、今回も貴重なくじ運を使い果たして獲得したので、今度こそ忘れずに使わなくては。カレンダーは外れたので、レジで購入して帰宅。
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