15/1/11 敏音知岳
1年ぶりの道北の雪山はまだ積雪不足だったけど、連休にはたくさんの人で賑わう。
朝6時半、みんなの目覚ましの音で起きた。どうやら自分のアラームはセットし忘れたらしい。モーニングコーヒーを入れるようmsrnから指示を受けていたので、せっせと準備をする。今年はミルに加えてネルも持ってきた。朝食は楽をして、前日に札幌で買ってきたパンを温めるだけ。それでもコーヒーを飲みながらのんびり食べられるのが、目の前に登山口があるコテージの魅力。Wi-Fiもあるのでネットもつなぎ放題。
ゆっくり支度をしていると集合時間の8時半にはOTAくん、AIちゃん、KGMさんもやって来た。ちょっとコテージで話してから早速出発の準備。山頂には雲がかかっているけど、なんとかセーフだろう。気温も高くて気も緩む。そのせいだろうか。スキーで何歩か歩いてからグローブを忘れたことに気づいて慌てて引き返した。危ない。
スキーコースのような斜面を登ってから、植林された松林の中を貫く夏道に乗る。帰りはそれほど気にならないけど、登りではなかなかこの距離が長く感じる。途中、去年も来ていたField Earthのテントを見つけた。少なくとも彼らのトレースがあるだろう。
急登では相変わらずKGMさんが早い。msrnがキックターンに手こずっている間に、もう途中から滑り降りてきていた。鍛え方がまったくちがう。
あと数百メートルで稜線へ出ようかというところ、msrnのザックに取り付けられていたヘルメットが転がり落ちた。斜面をゆっくりと下へ転がっていく。ノールから見えなくなろうというところで、OTAくんが飛び出して見事にキャッチ。さながらゴールキーパーのような素早さと絶妙なタイミングだった。呆然と見ているだけだった自分が恥ずかしい。この瞬間を映像に収めたかった(笑)
稜線へ出ると南斜面には先行者のラインが何本か入っているのが確認できた。さらに奥を滑ろうと移動していると、なんとSさんのヘルメットもザックからはずれて転がり落ちた。そして今度は誰も反応することができずに斜面の下へ消えていった。
ドロップポイントへ到着するも視界はなし。ガスっているので前日よりタチが悪い。下は視界があるだろうと、みんな覚悟を決めて順に滑り降りた。ファーストのOTAくんは2ターン目で転倒。その後も何回か転んでスキーもはずれる。難しそうだ。滑ってみると雪が重くて案外深い。いい斜度で面白いけれど、視界がないのでやっぱり地形にはやられ気味。
先行者ののトレースを使わせてもらって登り返し。今度はヘルメットを回収して下山するのでピークまで登る。ピークへ到着するとJCさんのパーティーがいた。ハンドルネームがJCってすごいw自分には大きな声で名前を呼ぶ勇気がない。後から聞いて春香町住人もいたと知ったけど、噂通りブログの印象とは対照的に目立たなかった。
コテージ側の斜面は山頂直下は笹が出ていて萎える。疎林へ入ると快適だけど、久々の斜度にかなりテンションが上がってしまった。テレマークは緩斜面も楽しいけれど、急斜面をねじ伏せる楽しみもある。ボトムまで滑り降りると、滑れて当たり前のアルペンとはまた一味ちがうと思った。沢の中はまだ藪が濃くて自分には地形に当て込む余裕がない。いつになったら「立体的な滑り」ができるようになるのやら。
かつて橋から落ちたスノーボーダーがいるという難所を通り過ぎてしまえば、あとはオートマティック。コテージ前のゲレンデをただ滑り降りてもつまらないので、フォーメーションで滑ることを提案してみた。とはいえ、打ち合わせも適当でスタートしたので1ターン目からバラバラ。msrnに駄目出しされてしまった。
コテージに到着したらおやつの準備をしながらOTAくんとAIちゃんを待つ。去年は準備する時間がなかったけど、今年はちゃんと出発前夜にチーズケーキを焼いて持ってきた。評判は上々のようでよかった。たまにはシフォンケーキ以外もいいな。
16時すぎまでまったりとおやつタイムを過ごしてから、ナカトンの黄金湯へ入りに行った。渡辺さんと1年ぶりの再会。早速お風呂へ入るとお湯が凄まじく熱い。田舎の銭湯はこういうものかもしれないと思って、我慢して肩まで浸かった。体を少しでも動かすと皮膚がビリビリする。3分も入っていると耐えきれなくなり上がって頭を洗っていると、浴槽の方からOTAくんの悲鳴が聞こえた。やっぱり熱かったらしい。いくら薪で焚いたお湯が優しいとはいっても、こう熱すぎてはきっと体に悪いだろう。我慢しないで素直に水で薄めたらよかった。
お風呂から上がると麦茶の差し入れ。お客さんがくれたクッキーも美味しかった。時間が合わずに今回はダメだったけど、今度はコミュニティレストランでランチをしたい。他にも計画が進行中のようなので、来年に期待しよう。来れたらだけど。
KGMさんとAIちゃんとは別れてコテージへ戻る。今晩は鍋だ。黄金湯でいろいろごちそうになったのでそんなにはまだお腹が減ってないので、準備に気持ちの余裕がある。札幌を出るときにネギとかを忘れてきたのでコンビニで適当に買い足して完成。土鍋を持ってきたのでカセットコンロがなくてもいい感じだ。空腹ではなかったはずなのに、締めのうどんのつゆまで食べきり、翌日の雑炊は汁から作り直さなきゃいけなくなってしまったほど。
場所は決まってないけど翌日も滑る予定なので、飲むのもほどほどに寝ることにした。3日連続なので、体調ともそろそろ相談が必要になりそうだ。
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