15/1/25 後方羊蹄山

3年前に羊蹄山痛板オフを一緒に開催した健康系トミーくんとまた一緒に滑れることになったので、羊蹄山へリベンジしに行った。

といっても、ピークへ行くわけではなく、前回は真狩コースを1,300mくらいまでしか登れなかったので、もう少し登って滑ろうというだけだ。

朝6時にトミーくんが泊まっているホテルでピックアップ。その後、道路情報館で6:40にMoriちゃんと合流して車チェンジ。喜茂別ローソンで8時半にしーばさんと合流の予定が、あまりに順調に来れて30分前に着いてしまった。ところが、幸いしーばさんも早く来てくれて、行動食を買っているうちに合流。8時すぎには登山口へ向かった。

それにもかかわらず、はじめに向かった喜茂別コースは駐車スペースに5台ぎっしりと停まっている。あきらめて京極コースへ向かうと、こちらもすでに3台停まっている。なんとか2台は停めて支度をしてると、車が次から次とやって来る。今日は羊蹄山で何かあるのか？

トミーくんは今回、新兵器のスプリットボードで参戦。しかもICELANTICの日本で3台しかないという超レアもの。ただ、残念なことに、トップシートの材質が特殊でステッカーが剥がれやすく、痛板にはなっていなかった。

いっきまーす！！ pic.twitter.com/PIPoaG0AFl

— †トミーくん†北海道満喫中 (@tomy_itaita) 2015, 1月 24

先行者のトレースを使わせてもらい、どんどん登っていく。天気がいいので暑い。久しぶりにこんなにハイクで汗をかいてしまった。スプリットボードで初めて本格的にハイクするトミーくんはさすがに辛そうだ。一方、Moriちゃんもmsrnもいつもよりハイクのペースが速い。異様に張り切ってる？

風が強かったのか、尾根上はパックされていて、その上に5cmくらいの軽い新雪が積もっている程度。滑るとスピードが出そうだ。そんなことを考えながら登っていると、沢の中から歓声が聞こえてきた。先行者はもう滑り降りてきたようだ。早い。

単独の先行者が滑る準備をしていたのが1,150mを超えたくらい。もうクラストしてシールが効きづらい。なんとか1,200mまで登ってみたものの、沢にでも入らないとコンディションは改善されそうもないので、あきらめてドロップすることにする。雲も降りてきたので頃合いだ。

滑る前にデジイチの準備をしていると、AFの調子がおかしいことに気づいた。AFフレームを選択できない。仕方なくデジイチの撮影はあきらめて、ビデオカメラのみにした。

最初に滑りだすと上のクラストはともかく、パック気味の雪もそれほど硬くなくて滑りやすい。浅いのでスピードが出るのには注意が必要だけど、みんな上手くて滑りには不安を感じさせない。

登っているときにトミーくんが目をつけていたマッシュのところで撮影会。3台のカメラがトミーくんを捉えていたが、予想外のマッシュの硬さにトミーくんは敢えなくはじき返された。

撮影会に手間取っていると、ドロップしたときに通り過ぎた大パーティーが滑り降りてきて、細尾根がカオスになる。京極コースのキャパを超えている。これには白けてしまった。

沢に迷い込みそうになりながらもなんとか車まで戻ると、駐車スペースから溢れた車の列を目にして唖然としてしまった。いつから京極コースはこんな人気コースになったんだ？空前のバックカントリーブームにため息が出た。

せっかく下山が早いので、久しぶりに野々傘へ行ってみた。ところが、お気に入りだった肉玉カリーうどんがメニューから消えている。あのくどさが山で疲れた体にちょうど良かったのに。代わりに食べた肉うどんは、はるかにあっさりしていて物足りなかった。

空腹を満たした後で京極温泉へ向かう。ニセコ入りするトミーくんをしーばさんへ預けてお別れ。今回は痛板オフとはならず、普通に雪山を登って滑っただけだった。まぁ、それが当たり前なんだけど。

2015年1月25日 羊蹄山 from hbombpro on Vimeo.