15/3/1 後方羊蹄山
前日に急遽、初めての山ボードへ行くことに決定。果たして大丈夫なのか?
スプリットボードを用意するよりも、まずは持ってるボードで山ボードしに行った方がいいという結論に達し、幸い、スノーシューも借りることができることになったので、前日にいきなり予定変更。一緒に行く予定のAsaさんもさすがに驚いていた。一方、msrnは冷静なもので、ボードカバーがなくて車に積むときにエッジで車内を傷つけないかを心配していた。つまり、H本の心配はしていないw
6時にAsa号に迎えに来てもらって出発。途中、コンビニで朝食と行動食を買いに寄ってから登山口を目指す。喜茂別の郷の駅へトイレに寄ったら、登山口には待ち合わせの8時直前に到着。思ったより時間がかかってギリギリだった。
駐車スペースにはキャンピングカーが停まっているのが目立つ。有名なよこちんさんのものらしい。その横、たかさんたちが先に着いて準備をしていたので、その後ろに車を停めた。あいさつすると二人は慌てている様子。なんと、たかさんがザックを忘れて来たらしい。でも、幸い、ビーコンとシール、ウィッグの三種の神器は持って来ていたので、チカさんのザックに荷物をまとめてたかさんが背負うことになったようだ。まさかの空身ハイク。超セレブバックカントリーだ。初めてボードを背負ってハイクする自分からはすごく羨ましく思えた。
支度をしてて今度は自分が慌てることになった。忘れ物こそなかったけれど、ザックに入れたヘルメットとボードが干渉して取り付けられない。結局、ヘルメットは車に置いて、ザックにボードを取り付けた。本番前に確認すべきだったけど、不安通りの結果となった。
8時半になる前には出発。たかさんのガイドでスキーヤーとスプリットボーダーの後をついていった。はじめはAsaさんのトレースを歩いていたけど、入れ替わると1歩進むたびにズボズボ埋まって疲れる。しかも、歩幅がスキーのようには大きくないので進むのが遅い。ボードを背負うのも重い。最近はスキーを背負ってハイクすることもほとんどなかったので、肩に食い込む重さにうんざりしてしまった。風が強くて煽られるし。 初めてスノーシューで歩いてみて、シールのありがたみが身にしみた。
一方、風で雪が飛ばされているカリカリの尾根はスノーシューで登りやすかった。シールではスリップしているようだけど、こっちはむしろ快適。はじめラッセル頑張った人たちを最後に追い抜いていくのはこういうことなのか。
風が強いので1,000m付近でハイクアップは終了。滑り支度を始める。ボードをザックに取り付けたのも初めてだが、スノーシューをザックに取り付けるのも初めて。Asaさんがやってるのを盗み見て真似する。シューの間にポールを短く縮めて収納していた。
そういえば、ポールを縮めるだとっ!?ボーダーは3段の伸縮ポールを使うのが当たり前だけど、借りたのはシューだけだった。しかし、こんなこともあろうかとw、普段からバックカントリーで使っていたのはブラックダイアモンドのコンパクター。コンパクターは2段の伸縮ポールでありながら、ポールの内部にテントポールやプローブみたいな仕組みでワイヤーが入っていて折りたたむことができる。
![]() BLACK DIAMOND COMPACTOR POLES コンパクターポール バックカントリー SNOWBOARD スノーボードB... |
そんなわけで、ポールの収納の問題はクリア。いよいよバックカントリーでのボード初滑り。初滑りにしては雪はパックされていて斜度もかなりある。ちょっとビビりつつも、行けないことはないと思っているのが自分でもすごいと思う。強い子になったものだ。
たかさんに撮影を指示されたチカさんが最初に滑り、たかさんがそれに続く。見てると案外、それほど硬くはなさそうだけど、斜面はうねっていて難しそう。そして、ついにバックカントリー初滑走。急なのでカービングする勇気もなくてずらして滑り出し。緩くなってきたところからカービングしようとしたら、すぐにうねりに跳ねあげられて、着地したと思った途端、ザックの重みで後ろに倒れてそのままひっくり返る。カメラ前で我ながらダサいこけ方。
せっかくビデオカメラも持ってきたので下から撮ろうと思っていたけど、ボードだと簡単に移動できなくて、仕方なく木の陰から撮影。そもそも撮影どころじゃないと思ってたので撮れただけマシだと思おう。
1本滑るごとに転ぶのはテレマークを始めた頃のよう。セットバックしすぎたようで、後ろがすごく不安定。テレマークのバネの強さに悩んだときのように、ボードでも自分に合ったセッティングを見つけるまではしばらく時間がかかりそうだ。
滑りに関しては心配したほどのことはなく普通に滑れた。一番怖かったのはお帰りコース。登りトレースを逆に辿って帰るのだけど、木の間の狭い間隔を通り抜けるのが恐怖だ。ザックを背負ってる分、どれだけ幅が増してるかの感覚もイマイチなので、スキーで通り抜けれる間隔でも、恐ろしくて手前で止まってしまった。テレマークでも最初は小回りができなくて樹林内が怖かったのに似ている。ボードもちゃんと練習しなきゃ。
車まで特にトラブルもなく戻り、すごく楽しい山ボードデビューができた。道具を変えるとたとえ同じ山でもとても新鮮だ。今さら山でアルペンに乗ろうという気はしないけど、ボードはバランス感覚の向上にもつながりそうだし、いつか気持ちよくボードでパウダーを滑ってみたいと思った。
悪天候のせいで今回も下山が早かったので、野々傘へ行くことにした。とはいえ、さすがに12時すぎという昼時のせいか、駐車場には車が溢れかえり空席待ちも多い。サービス券がなければ他所へ行っていたことだろう。
そんなわけで、上限4枚のサービス券を使って安くたくさん食べる戦略。ヨッシーさんからもらったちく玉天大吉サービス券の他、舞茸天、ちく天、鶏天を注文して、Asaさん以外は一番安い550円のうどん。うどん自体も量が多いのでお腹いっぱい。秋のキャンプの計画なんかも立てたり、楽しく話してから別れ際にラムレーズンシフォンを振る舞う。帰りの車が発車直後に指をナイフで切ったのがこの日一番のハプニングだった。
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