スティングレイのインプレッション
衝動買いをしたテントサイルを先月、チミケップ湖のキャンプ場で試してみたけど、ちゃんとまとめる余裕がないので感想を少しだけ。
- ベルトが短い。付属のベルトでは木の配置によっては短くて張れない可能性がある。あと2、3mは欲しい。
- ラチェットが硬い。テンションをかけるとラチェットが硬くなる。ギボンのスララのラチェットだとテンションをかけても動きがスムーズなので、テンションをだんだん強くしていくのが簡単だけど、付属のラチェットは業務用でショボいのかテンションが強くなるほど動きが渋くなる。
- ポールが柔い。まるで新国立競技場のザハ案のキールアーチのようにテントの屋根を支える2本のポールだけど、このアルミ合金製というポールが柔くて、テントを撤収してみたら曲がっていた。エスパースのテントとは比べもににならないほどショボかった。
- 床中央の出入り口を外から締めづらい。テントから出た時に出入り口に隙間ができやすいので虫が入る。特に、タープと同じようにテントの下には虫が集まるので致命的だ。蚊帳の中に虫が入ったら意味がない。
- フライシートはテントの中から開けられない。フライシートにはジップも何も付いていないただのカバーのようなものなので、いったんテントの上にかけたら窓もなくて視界はなくなる。
- 風が強いとベルトが唸る。スララもそうだけど、寝ていると結構うるさくて気になる。
- まっすぐ寝れない。床の中央が沈むので、自然と中央に寄ってバナナやきゅうりのような形で寝ることになり、仰向けでは寝づらい。
- 寝返りすると揺れる。複数で寝ているときに誰かが寝返りするとテントが結構揺れて気になる。ロゴスのエアベッドに2人で寝たときみたいに揺れるので、寝相が悪いと大変だ。
- とにかく重い。小さいけれどラチェットが3つもあるので当然重い。ロープワークを活用してラチェットの使用数を減らせたらその方がいいと思う。
- 床が冷たい。当たり前だけど、床は外気温と同じになるので、寒いときは冷たくなる。結露するのでマットがいる。暖かいときなら必要なさそうだけど。
悪いところばかり書いたので、ここからはよかったところ。
- 注目される。目立ちたがり屋さんにはたまらないだろう。
- 地面に傾斜があっても張れる。普通のテントは地面が平らじゃないと基本的に張れないが、テントサイルならベルトの高さで調整できるので地面の傾斜を気にせず張れる。
- 床が硬くない。普通のテントじゃマットを敷いたくらいじゃ床の硬さが気になるけど、ロゴスのエアベッドと同じかそれ以上に快適。
というわけで、良かったところが少ない。悪かったところも自分で改良できるならいいけど、それが難しいところは頭が痛い。まあ、なんとかがんばって元を取ろう。
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