500XとCX-5
分かりやすいというかなんというか、500はバイアグラでSUVになったようだ。
Puntoが調子悪かったときには、本気で買い替えを考えたこともあった。冬を目前に生死に関わるので、Mazdaのディーラーまで行ってCX-5を試乗したりもした。ホントは新しいクリーンディーゼルのDemioを見に行ったつもりが、ディーラーでスキーの話をしているとCX-5を勧められて、気づいたら試乗することになっていたw
まず感動したのは試乗前にミクを乗せたときw 後部座席が40:20:40の可倒で、中央だけを倒すとスキーを中積みしてもゆったり4人乗れる。リア充で友達がたくさんいる自分にぴったりだw
とはいえ、痛板持って試乗って、我ながら攻めてるなぁw ちなみに、ディーラーの人は痛板のことは完全に無視していた。
この試乗の後で調べてみると、BMW X3や、最近ではMINI CLUBMANなんかも後部座席が3分割だった。高級な外車は使い勝手がいいのかも。まぁ、使い勝手といっても、スキーについてだけだけどw
もちろん、試乗してみてディーゼルターボの力強さと加速力にも驚いた。発進してすぐに制限速度に到達。Puntoに慣れたまま運転しているとうっかりスピード違反ですぐに捕まりそうだ。ディーゼルとは思えないほど静かだし、これで燃費がよくて軽油で済むのだから、すごい車をMazdaは作ったものだ。msrnに買わせようとしたけど、さすがに騙されなかったw
いい車だけに確かにいい値段だ。これこそお値段以上だとは思うけど、Puntoの下取りは50万円にしかならないと言われ、試乗後帰ってから数日間はディーラーから何度か電話があったけど、結局それっきり買い替えは夢に終わった。直後のマイナーチェンジについて何も教えてくれなかったことも買い替え中止に影響がなかったわけではないけど。
それでもPuntoが好きではないmsrnは乗り潰さずにいつか買い替えたいと思っているようだ。現行Pandaに4駆の特別仕様車が発売されたときも気になっていた。そしてこの秋、ついに日本でも500Xが発売開始。
BCへ滑りに行って下山後に車がスタックするなんてことは絶対に避けたいので、Puntoで出かけるのが心配なときは、実家でLegacyを借りることも少なくない。特に遠征するときは長距離運転の疲れを避けるためにもPuntoは避けている。その点、500X Cross Plusは4輪駆動だし最低地上高も高いのでスタックの心配はない。これは決定的だ。
一方、問題は広さだ。500より一回り以上大きくなっているとはいえ、良くも悪くも500にデザインを似せているので、内部が見た目以上に狭い。内装は大きくなった分なのか高級感を増しているように感じるけれど、実際に後部座席に座ってみると、足のスペースが狭くて天井も低く感じる。自分のように小柄ならなんとか我慢できるけど、体が大きいと長時間の乗車は辛いだろう。CX-5とちがって後部座席は60:40の可倒なので、スキーを中積みするのはPuntoと大差なさそう。さすがに、500Xの正式発表前だったのでミクは連れて行かなかったけどw
燃費も13.1 km/LとCX-5の18.0 km/Lには遠く及ばない。燃費は良くないし、基本的にはハイオク指定だ。燃料代が軽油で安く済むCX-5とは対照的に、ランニングコストが増える。CX-5の最上級モデルでも500Xより20万円弱しか高価くない。浮いた燃料代で回収できてしまう価格差だ。「外車を買うくらいなら日本車の高級車を買ったほうがいい」と言われたことがあるが、まさにそんなところだ。
500のデザインが好きでも、500ではない500Xには、CX-5に劣る実用性をあきらめるまでの魅力を感じなかった。今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーで10ベストカーに選ばれたようだ。この2台よりも、正直アウトバックが一番好きなのだけどw
さて、イタ車のネタを3回続けてただ乗りも少しはリア充っぽい内容になっただろう。明日はいよいよ初滑りなので、オチも何もないイタ車三部作はこれで終わり。
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