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BCのグローブ

極度の冷え性にもかかわらずBCで滑ってビデオ撮影するためにようやくたどり着いたグローブのコンビネーション。

BCスキーを始めたときは、毛糸の手袋の上にモンベルのオーバーグローブだった。当時、山スキーはこういうものだと思っていたけどw

BCデビュー
2004年12月

mont-bell◎モンベル 1118180・オーバーグローブ

mont-bell◎モンベル 1118180・オーバーグローブ
価格:4,104円(税込、送料別)

こう見るとモンベルのオーバーグローブも今は昔よりずいぶん立派になっている気がする。

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2009年4月

ただ、当時、若干寒いこと以上に一番の問題はオーバーグローブの耐久性が低いことだった。1シーズン経たずに縫い目から破けてきて、ガムテープで補修しながら3シーズンくらい使うのが限界だった。それでも、仕方なく一度買い替えて結局6シーズンはオーバーグローブだった。

途中で、ブラックダイヤモンドのガイドを買って使ってみた。とにかく秀岳荘で一番暖かそうなグローブを選んだけど、残念ながらこれでも寒いときは寒かった。

このガイドも使うのを止めてオーバーグローブに戻したのは、撮影がしづらかったからだ。細かい操作ができなくて、素手になる必要があることもあり、冷え性には辛かった。結局ゲレンデ用にして、10年近く経って今でもガムテープで補修してハイシーズンに使っている。

その後、オーバーグローブはオーバーミトンに買い替えてみたけど、寒さはたいして改善されなかった。

Untitled
2010年3月

今度は、オーバーグローブやオーバーミトンの耐久性の低さと寒さを補うために、グローブとライナーと組み合わせることにした。ただ、冷え性なので、普通のライナーでは寒い。ライナーではなく薄手のワークグローブの上に、大きめのミトンを履くことにした。ライナーとして選んだのがOutdoor Research Gripper Gloves。手が小さいので女性用のMサイズ。自分の手の形によく合っていて、破けやすい指先から手のひらにかけて補強してある。撮影などでこれだけでもなんとか寒さを凌げる。

オーバーグローブの代わりとして選んだのは、ブラックダイヤモンドのミトン。今はもう廃盤になっているようだけど、ゴアテックスではないようだったが、ガイドのように丈夫そうで、かなり厚手で暖かそうだった。それに、ORのGripper Gloveの上にBDのミトンを履くとちょうどいいフィット感。

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これで完璧だと思ったけど、甘かった。BCで使ってみると、ミトンのライナーとGripper Glovesがフリース同士で摩擦が大きい。ミトンだけ脱ごうとすると、ORのライナーまで脱げてしまうw がんばってミトンだけ脱げても、ミトンの中でミトンの中のライナーが裏返るw

そんなわけで、2シーズンくらいは暖かいけど不便な状態で滑りと撮影をしていた。それが劇的に改善されて、宇宙の真理に到達したと思えたのは、最後の頼みの綱はArc'teryxだと思ってたまたまセールで買っTactician AR Gloveをライナーとして使ったからだった。

ただ、レザーのグローブを使ったことがなかったので、クリームも塗らないで使っていたら雪で簡単に濡れてしまう。買ってから1シーズンくらい放置していて、自転車に乗るときくらいしか使っていなかったけれど、HESTRAのグローブはクリームを塗ると何年も使えると聞いて、同じようにクリームを塗ってみた。すると、水も弾くし柔らかくなって手に馴染むし、何よりミトンのライナーのフリースとよく滑って脱ぎ履きが楽だ。

極度の冷え性にも関わらず、わざわざBCで滑ったり撮影したりする自分に合った選択。ライナーは手の形に合わないとダメなので、ヘストラでは代用できない。ところが、残念なことに、アークのTactician AR Gloveはもう廃盤になってしまったようだ。

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2014年1月

前に代理店だったサンウエストのブログにTactician Gloveのことが書いてある。自分はもったいないのでこんなハードな使い方はできないけど、出かけるときも雪かきのときもついいつも使ってしまう。BC用では収まらない、まさにAR(オールラウンド)なグローブだ。

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