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ナレーションがTT

アウェーの洗礼を受けた小樽の雪辱を果たすべく、ホームの札幌でSNOWSURF上映会へ行ってきた。

今度こそSNOWSURFを見る。そう決意して、開演の19時になる10分前に会場に着いた。すると、なぜかホールへの扉は閉ざされたままで、いかにも横乗り風でスキーではなくスノーサーフしてそうな雰囲気の人たちが入口前のロビーでうろうろしていた。不審に思って入口にあるポスターを見てみると、「7:30開始」と書いてある。また、30分遅れか!?

小樽でも開演が30分以上遅れて、本編が上映されなかったことが嫌でも思い出される。今回はSNOWSURF単独の上映会なので、さすがにそれはないだろうと思いつつも不安になる。会場に知ってる人がほとんどいないことも不安を大きくさせる。どうにも横乗りとかスノーサーフはアウェー感が強い。

それでも19時半にホールへ入れるようになったので、ホッとして席に着く。もちろん前の席だ。といっても、iconのときほどイスは多くなくて、スクリーンからは3、4列は後退した。

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監督の挨拶の後でいよいよ上映開始。でも、会場は空席だらけ。知ってる人も全然いなかった。タイムラプスの映像で始まった後、ナレーションが耳に入ってきた。画面に英語訳が表示される。でも、このナレーション、棒読みすぎね?

ネタかと思うような棒読みのナレーションが延々と続く。確か、小樽のときに誰かライダーがナレーションを担当していると聞いたけど、ナレーションの素人だから仕方ないのか、それとも狙ってやっているのか、違和感があってかえって映像に集中できない。冒頭はナレーションばかりに意識が行ってしまい、映像が印象に残らなかったw

それでも、iconでは寝たけど、さすがに今回は集中して見ていた。スノーサーファーたちのライフスタイルが紹介された後で滑りの映像が始まると、ライダーたちの全身の動きを両手の指先までじっくりと観察する。

映像自体はきれいに撮ってるし、ライダーひとりひとりでパートが区切られているので、それぞれにスタイルのちがいが分かって面白い。逆に、同じライダーなのにウェアや板がコロコロ変わるので驚いた。プロってこんなに頻繁に道具を替えるものなのか。

スノーサーフの映像だけあり、ところどころにサーフィンの映像がはさまれる。スノーボードとサーフィンとはちがうと聞くけれど、やはりスノーサーフをするにはサーフィンをしなければと思ってしまう。

ドキュメンタリー要素もある作品だったけど、これまでSignaturesやPersonaで見たスノーサーフのパートよりも特に新鮮に感じるものはあまりなかった。スノーサーフを扱った再び作られたという印象。

とはいえ、個人的なイメトレグッズとしては今なら欲しいかも。問題はナレーションだが、これはよく考えてみると、実はかなり高度なネタだということが分かる。GENTEMSTICKといえばTTだ。TTといえばフラットキャンバーだ。プリズンスクール理事長が語尾に特徴があったように、この作品のナレーションが凄まじい棒読みなのは、抑揚のないフラットな棒読みでフラットキャンバーを表現しているのだ。こんなに手の込んだネタを仕込むとは、監督はただ者ではない(棒読みw)。

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