15/12/20 余市岳
4シーズンぶりの余市岳で今シーズン初BC。
貯まったくるトクポイントで1日券買って滑ろうかと思っていたけど、ズミさんに連絡したら初心者ツアーで余市岳へ行くと聞いた。スノボとシューの初心者としては願ってもない機会。急いで参加を申し込んだ。
前回キロロへ来たときはキロロマイナンバーへ登録するのが嫌だったので、キロカは返却してしまっている。出発が遅れて迷惑をかけてはいけないので、この際早く行ってキロカを作ってしまうことにした。みんなのためなら仕方ない。
puntoはmsrnが使うので、実家でまたLegacyを借りるために前泊。5時半に起きて自宅に道具を取りに戻り、準備を終えてから6時半にようやく出発。新川通経由で走り、桂岡のセブンで朝食と行動食を調達してキロロへ向かう。8時前には駐車場に着いたけど、レーサーが多いのか駐車場はすでに結構車が停まっている。
車で慎重に身支度を整えてからマウンテンセンターへ行き、まずはキロカの登録をしようと記入台に立った。すると、突然声をかけられる。見たことがない顔だ。最近、バフンとかもあるせいか顔を知らない人も少なくないので、なんとなく話を合わせていたらキロロのパトロールのにーちゃんだった。自己紹介しなくてよかったw
ザックを背負っていかにもゲートから出てBCへ行きますっていう格好だったので、探りを入れて来たのだろう。どこへ行くのか聞かれて余市岳だと答えると、下山では川が埋まっていなくてロープがないと渡れないと教えてくれた。登山計画書のことも聞かれたけど、リーダーが提出すると伝えたら、注意を促して去っていった。事故が起こらないようにパトロールは神経を尖らせているのかもしれない。
早速、キロカ登録のためにデスクへ行くと、さすがにまだ空いているのですぐに対応してくれた。前回よりも手際がいい。ついでにゴンドラ1回券も買ってしまう。あとからリフト1回券も買い足したけど。予想以上に早く終わったので、ツアーの他のメンバーが来るまでちょっと退屈した。
メンバーが揃ってから登山計画書の作成。リーダーが予定ルートなど基本的なことを記入した後、メンバー各自が個人情報を記入していく。マウンテンクラブに提出するときには、メンバー全員のキロカも必要だった。提出が終わるとキロカの返却と緑の紙製のバンドが渡される。写真撮るの忘れたけど、ちゃっちーバンドでザックに取り付けていたけど、滑っているうちにはずれた。キロロ周辺には紙ゴミが増えそうだw
まずはゴンドラに乗って山頂へ。メンバー9人中5人がスノボなのに、シューが自分だけという衝撃的な構成だった。初心者にはなかなかハードな練習になりそうだ。みんなはシールを貼るのに時間がかかっているけど、こっちはシューもステップインにしたので時間が余って退屈するほど。でも、ザックの取り回しが悪くて直したりしているうちにみんな準備が終わっていた。やっぱりKODEはスノボで使いづらい。
ゲートから出るのは簡単で、すぐに出発。結構強い風の中をひたすら飛行場を余市岳方向へ歩いていく。シューなので最初は一番後ろを歩いていたけど、やっぱり埋まる。1歩進むごとに5cmくらい埋まる。順番が変わっても埋まり方は変わらない。新雪がほとんど積もっていないのでラッセルはないけど、埋まるせいで余計に疲れる気がする。シールとちがって前に滑らないので歩幅も狭くて歩数が多くなるのも疲労の原因だ。シーズン最初のハイクとはいえ、スキーとは比べられないほど疲れた。
コルを過ぎてからの急登では、シューの優越感にちょっとだけ浸れたけれど、一番大きな問題は、痛板を背負っているのでミクの顔がまったく見えないことだ。ハイクが辛くても笑顔で励ましてもらうことができない。これは非常に大きな問題だ。
雪庇が切れている肩のところからドロップするので、みんなシールをはずして準備をしている。こっちはシューなのですぐに終わった。シールがないとすごく楽。記念撮影する余裕まで。
ガスっていて斜面があまり見えないので視界待ち。しばらく待ったけど劇的には改善しないので、みんな自分のタイミングで順にドロップする。2番目に滑ったけど、ザックを背負ったせいか重心がつかめずに体がザックに引っ張られるように後ろに倒れてしまい、まともにターンができない。1/3くらい滑ってようやく慣れてきた。でも、雪はかなり重くて、これまで滑ったゲレパウの方が気持ちいい。転んでから起き上がるのも一苦労で、背中に雪も入り、やっぱりビブかつなぎが欲しくなった。
登り返しも案の定、辛いものだった。みんなの後ろでも結局は埋まる。ラッセルしてもらえるのはありがたいけど、トレースに乗っても埋まるので、体力の消耗がスキーどころではない。本気でスプリットが欲しくなった。
登り返しが終わっても飛行場を帰ることになっているので、ハイクが延々と続く。シューの訓練にはなったけれど、かなり辛かった。リエントリーのゲートに戻ったときにはフラフラ。太ももパンパン。脚が限界でゲート直前でシューからボードに履き替えたけど、最後のコースでもかなりやられた。身体もまだ寒さに慣れていないので、全身にものすごい疲労感。
せめてがっつり食べて回復しようと、久しぶりにみんなでなるとへ行って、初めてザンギ定食を注文してみた。でかいザンギが5個もあり、下山後でなければ完食できないボリュームにもやられた。味噌汁もザンギもちょっとしょっぱすぎる。
食後にセブンで眠気防止にコーヒーを買って解散。かなりハードな初心者ツアーだった。スノボとシューは初心者でもBC初心者じゃなくてよかったと思えた1日。
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