15/12/31 羊蹄山
今年も大晦日は羊蹄山で1年の滑り納め。
大晦日はさすがにみんな忙しいとみえて、誘うそばからお断りの返事が届く。仕方ないので社会不適格な3名だけで出かけることにした。独身中のaya4さんと、雪を求めて帰ってきたやっちくんと。二人は数年ぶりでの再会だ。
準備に手間取って出発が遅れ、やっちくんの家には6:40に到着。aya4さん家には7時過ぎになってしまい、行動食を買いにコンビニへ寄ったりしているうちに、登山口へ到着したのは9時すぎになってしまった。新調したザックへのパッキングにも手間取り、入山は9:20とかなりのスロースタート。
それにもかかわらず、林道のL字カーブ手前でザックにポットを入れ忘れたのに気づいて車に戻ったため、さらに遅れる。先行者のトレースはあるものの、シューでのハイクなので先が思いやられる。
驚いたのは墓地を通り過ぎてすぐの植林された一帯の倒木のひどさだ。おそらく9月か10月の暴風雨のときだろう。ちょうどグランマの49日の法要で江差から帰るときに遭遇した。まさに暴風で木々がなぎ倒されている中を札幌へ帰ってきたので、当時の悪天候が思い出された。羊蹄山の麓にここまで大きな傷跡を残していたとは。
BC3日目のaya4さんを先頭にゆっくり目のペースで登り続けて、1,000mを超えるあたりまでは陽射しも出て滑りに期待が持てた。上は風が強いものの、そのおかげで前日のトレースはリセットされてほどよく広い斜面が広がる。
さらに1時間、12時半まで登ってドロップすることにした。日曜日から滑り続けているやっちくんの太ももが限界のようだ。やっちくんのスティル、aya4さんと自分のビデオカメラの3台で撮り合いながら滑り降りた。
カムイで2日間滑りまくった成果を試すべくフォールラインにノーズを向けるのだけど、やっぱりザックを背負うと感覚が微妙に違う。重心がヒール側にずれて、ザックの重量の分だけ沈みやすい。予想以上に体が傾いたり板が沈んだりするのでスムーズに滑るのは難しかった。慣れるまで何度か転んだけれど、後半はだいぶまともに滑れるようになってきた。
とはいえ、下山の倒木トラップはスノーボーダー殺しだった。ワンフットも以前よりマシになってステップインの助けもあったけれど、迷路のようなトレースをアップダウンを乗り越えながら滑るのは、初心者には到底不可能。登りきれずにツボ足で歩こうとしたら、落とし穴のような倒木の隙間に足が埋まる。連続滑走6日目の疲れにトドメを刺す羊蹄山のハイクアップを終えた後で、このトラップをくぐり抜けるのは大変だった。BCでこんなに疲れたのは久しぶりだ。
13時半に下山すると、まずは空腹を満たすために野々傘へ向かう。予想通りすでに正月休みだったので、すぐに一心庵へ急いだ。大晦日でも蕎麦屋なら必ずやっているという予想通り、入口前の道路の両脇には幟がいくつも立っていた。なんとか昼食にありついて冷えた身体が温まる。
さらに温め汗も洗い流しに京極温泉へ移動。激混みだった。疲労がひどくて休憩所でしばらくボーッとしてから百合根をお土産に買って帰る。
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