16/3/12 目国内岳
ラストパウダーとラスト混浴を求めて目国内岳へ。
札幌を5時半に出発。新見温泉の営業が継続されることになったので、何が何でも目国内岳を滑りに行く必要はなくなったのだけど、これまで何度もチャンスを逃していた北斜面だけに、何となく向かってみた。市内は降っていなかったのに、中山峠では吹雪。行く手にはどんよりとした厚い雲が垂れ込んでいて、明らかに雪が降っているのが分かる。ニセコの道の駅へトイレに寄ると、駐車場には10cm弱の降雪。新見温泉まで登る坂道に残るタイヤの跡も、この数時間の降雪でリセット気味。
温泉前の駐車場に到着すると、予想に反して宿泊客らしき車を除いて、入山者のものとは思えないBMWのクーペが変な向きで停まっているだけ(下山時にセレブ山スキーヤーであることを確認w)。先行者のトレースを当てにしてシューで来たばかりに、先が思いやられた。
雪が降りしきる中、8時半に出発すると、案の定、シューはズブズブ埋まる。先行者のトレースを使わせてもらっているけれど、ラッセルしなくて済むくらいで、結局埋まって消耗が激しい。先行者のトレースは目国内岳へ初めて来た初心者と思われるような迷走ルート。稼いだ標高も沢を越えるのに無駄に失い、さすがに嫌になって途中でトレースをはずれてラッセル開始。ところが、msrnの後を付いて行くならともかく、自分でラッセルすると腿ラッセル。拷問以外の何物でもない。どうしようもないので、ひたすら後ろをズブズブ埋まりながら付いていった。
気温が高いので汗だく。雪が解けてウェアもびしょびしょ。息切れをしながらもなんとかピークにたどり着いて、ともかく滑る準備をする。予報では天気は良くなるはずなので、しばらく天気待ちをしていると、意外と雲が抜けない。北斜面は諦めたけど、防寒着を着ても汗で濡れて寒いので、少し視界がよくなったタイミングで南面を滑り降りた。
以前も確かこんな緩斜面。スピードが出なくてイマイチ。帰りもトラバースが長くて思うように滑れず、雪はまずまずだけど、登った割には滑れなかった。疲れ具合は羊蹄山を2回登ったくらいだったけど。逆に、今シーズンはもうパウダーは滑らなくてもいいという気分になった。すっかり満足。
そしてまた下山が辛かった。疲れた身体に追い打ちをかける登り返し。長い林道のストックボード。早く戻って温泉で温まって癒されたかった。
新見温泉ホテルは3月いっぱいで閉館となるため、予約が殺到して日帰り入浴さえできない状況だと聞いていたけど、幸い、この日は入浴できた。500円という料金も良心的。ほぼ1年ぶりだったけど、内湯はぬるくて冷えた身体が十分には温まらない。このままでは寒いし、おそらく最後だろうから、混浴の方がお湯が熱いことを期待していったん服を着て移動。決してギャルのおっぱいが見たかったからではない。貧乳好きにはむしろ近くの大衆浴場の方がいいくらいだ。
さて、もちろん混浴にはおっぱいなんて待ってなかったけど、嬉しいことにお湯は熱めで冷えた身体をしっかり温めることができた。生き返る。今度は汗冷えしないように気をつけよう。
残念ながら、自販機すらすでに撤去されていて、名物のお汁もご馳走になれなかったけど、閉館前に温泉に浸かれてよかった。
昼ごはんは喜茂別に寄って久しぶりに味の三喜でチャーメン。
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コメント
>新見温泉の営業が継続されることになったので
突然すいません、これ本当だと嬉しい限りなのですが、どこ情報でしょうか?
WEB上どこにも情報が無く、公式でも3末閉鎖のままなのです。
投稿: 温泉たまお | 2016年3月22日 (火) 12時22分
>温泉たまお さん
公式情報ではなく知り合いから聞いただけですが、奥の方の新見本館は引受先が決まったという話です。
手前の新見温泉ホテルは予定通り閉館ですが。
投稿: H本 | 2016年3月22日 (火) 12時32分