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iMacのメモリ増設

今さらだけど、iMac (27-inch, Mid 2010)にメモリを増設してみた。

画面の左半分が暗いままだけど、27インチの大画面なら、右半分がメインでなんとか我慢しながら使っていた。とはいえ、我慢していたのはそれだけじゃなく、ここ3年ほどは動作の遅さが気になっていた。

それもそのはず、買うときにケチってメモリを標準の4 GBのまま使っていたからだ。HD動画の編集も以前はそこそこ問題なくできていたから良かったのだけど、Yosemiteにアップグレードしてからは、普段の動作の遅さに苛立つようになってきた。というのも、iMacをユーザを切り替えて使うと、ユーザの数だけメモリを使用するようで、4 GBでは二人分には明らかに足りないようだった。

発売開始からすでに5年経っているとはいえ、BTOでCore i7にアップグレードしているので、処理速度的にはまだ大丈夫なはずだ。iMacもRetinaディスプレイになったとはいえ、まだ買い換えるには早いし、何より経済的余裕がない。となると、購入当時よりも安くなったメモリを増設するのが、動作の重さを解消するのに一番お手軽だろう。実際、4 GBのメモリは5,000円もあれば買うことができる。

iMacのメモリスロットは4つで、最大16 GBに対応しているが、2 GBのメモリが2枚すでに挿さっていて、空いているスロットは2つ。非公式では最大32 GBまで対応しているそうだが、8 GBだと若干メモリの価格が上がるので、敢えて冒険はせずに4 GBのメモリを2枚増設することにした。8 GBのMacBook Proでも速度的には不満なく使えているので、3倍の12 GBまで増やせばきっと大丈夫なはずだ。

アップルでメモリの増設の仕方が公開されているので、一応、他の解説サイトなんかも参考にしながら、iMacのディスプレイを下にして置き、底のメモリ・アクセス・カバーを開けてみた。すると、案の定、カバーの内側にもメモリにも埃が付いていた。用意していた掃除機で埃を吸い取ってから、メモリの向きを確認して挿しこむ。すでに挿さっているメモリと同じように奥まで挿せばいいので、迷うことはない。

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起動してから確認すると、しっかりメモリを認識してくれた。

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アクティビティモニタでメモリの使用量を見てみると、アプリケーションを起動していない状態でも使用済みメモリとキャッシュで4 GBを超えており、これまでは普段使っているだけでもギリギリだったのだろう。増設で物理メモリが12 GBに増えたため、まだ6 GBの余裕がある。これなら今までのように仮想メモリを使いまくって遅くなるということは少なくなるはずだ。

実際、Final Cut Pro Xの動作が速くなったように感じる。スキミングのときにもたつくことがなくなった。こんなことならもう少し早くメモリを増設しておけばよかった。もちろん、メモリを3倍にしたところで角もなければ赤くもないし通常の3倍のスピードになるわけはなく、所詮は通常より遅くならなくなっただけのこと。あとは、ディスプレイの左半分暗いままなのをどうするかだなぁ。

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